伸ばせばつるバラ
一週間の成長が早い。つるバラの「カクテル」の芽は、最初は葉だけかと思っていたが、中にしっかりと蕾がついていた。今年はかなり期待できそう。そう喜んでミニバラの「テディ・ベア」を見たら、なんとこちらは第一号のウドンコ病。同じくミニバラの「ハッピー・トレイルズ」もしっかりと罹っていた。ミニバラは小さくてお手軽のように見えるけれど、育成にはけっこう手ごわいものが多い。病気は一度発生すると、すぐに広がってしまうので、できるだけ防除につとめる。木酢液とダコニールを定期的に散布する。
さて、前回は、つるバラのうち、わが家の裏庭で平面的に構成したものの話をした。考えてみるとこの他にもつるバラがかなりある。こちらは、立体構成だ。まずは、「ニュー・ドーン」がオベリスクに巻きつけてある。白に近いピンクで、整った形の花を咲かせる。昨年はさらに枝を伸ばして、180センチのオベリスクよりも大きくなってしま
った。つるバラでありながら「バラの殿堂」入りを果たしたのもうなずける、清楚な魅力を持ったバラだ。イングリッシュ・ローズの「アブラハム・ダービー」も、低めのオベリスクに絡ませている。放っておいて、冬に短めに剪定して縦に伸ばすようにすれば、ブッシュのままでまとまるのだが、横に誘引することでつるバラになって
しまう。大きく育つ種類のバラはこのように誘引するとつるバラになるというものがある。伸ばすからつるバラになるのだ。アーチには「マダム・アルフレッド・カリエール」と、反対側から「スノー・グース」が伸びてきている。当たり前の話だがアーチには足が二本あるので、二種類のバラを絡ませることができる。「スノー・グーズ」はどんなバラと合わせて
もバッティングしない。アーチ型のトレリスには「モーティマー・サックラー」がうまく絡んだ。棘が少ないので、扱いやすく、花つきもいい。透き通るような花弁で、花の形はどことなく蓮を思い出させる。病気にも強く、つるバラとして、手のかからない忠実なバラだ。つるの絡み方も丹精で、花の咲かないうちからも美しく、お気に入りのバラだ。





