趣味

2008/07/06

天体観測をしよう(7)天体望遠鏡を使ってみよう

前回はガリレオとニュートンの望遠鏡の話でおわってしまいましたので、今回は、実際に私達が日頃楽しめる小望遠鏡を使った天体観測についてお話ししましょう。

 小望遠鏡といっても特に厳密に定義があるわけではありませんが、天体ドームなどを作らなくても普通に家庭の部屋に置いて気軽に外に持ち出して覗けるとか、手軽に買える値段で特に煩雑なメンテナンスを必要としないといった範疇に含まれる望遠鏡と考えていいでしょう。

 具体的には、屈折式では口径6-8cm(写真左)、反射式では口径10-15cm(写真右)といったところでしょうか。
 特に、口径6cmの屈折望遠鏡あるいは口径10cmの反射望遠鏡は、初めての望遠鏡として昔からスタンダードと言える存在です。


 デパートや量販店で天体望遠鏡を購入する場合、まず決めなくてはいけないことは、上でも述べていますが屈折式にするか反射式にするかということです。

 屈折式は前回お話ししたガリレオが用いた望遠鏡で、焦点距離の長い対物レンズで遠方の物体の屈折像を作り、これを接眼レンズで拡大するというのがその原理です。

 ガリレオのように接眼レンズに凹レンズを用いると正立像が見えますが、視野が狭い、倍率が大きくならないといった欠点があるため、ケプラーは凸レンズを接眼レンズに用いてこれを改善しました。
 この場合、見える像は倒立像ですが、天体観測であれば上下が逆になってもそれ程不便は感じないので、今では屈折望遠鏡はみなケプラー式です(写真左)

 屈折望遠鏡は覗いている方向に目的の物体が見えるため扱いやすく、初めて天体望遠鏡を購入するという方には、この屈折式をお勧めします。


 
 昔の屈折望遠鏡は一枚の凸レンズで出来ていましたが、色によって屈折の程度が違うのでこのままでは像に色がついてしまいます(写真右)。
 
 そこで現在では凸レンズと凹レンズを組み合わせたアクロマートという色消しレンズを対物レンズに用いています。さらに高級な望遠鏡では3枚のレンズから成るアポクロマートレンズが用いられます。





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