趣味

2008/06/29

天体観測をしよう(6)望遠鏡の歴史はガリレオから

さて、天体観測シリーズもいよいよ望遠鏡の話です。一口に望遠鏡と言っても、家庭サイズの小さいものから、これまで御紹介した天文台にあるようなような口径1mを超える大きなものまでいろいろありますし、その形式も様々なものがあります。

 来年2009年は有名なガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を宇宙へ向けてから400年になる記念の年で、国際連合、ユネスコ、国際天文学連合は、2009年を「国際天文年」とすることを決めて、今年のプレイベントも含めて、来年にかけて、様々な天文関係の行事が行われることになっています。

 ガリレオ(写真)と言えば、16世紀から17世紀にかけて生きて、宗教中心の世界観の中で近代科学を確立した「父」として知られています。

 その100年ほど前に現在のポーランドに生まれ「天球の回転について」という書物でコペルニクスが唱えた地動説を支持したために宗教裁判にかけられて、「それでも地球は動く」とつぶやいた話は有名です。

この時代、現代に名を残すティコ・ブラーエやケプラーといった有名な天文学者が現れています。

 ティコ・ブラーエはデンマークの天文学者で、カシオペア座に「ティコの新星」と呼ばれる超新星を発見して観測したり、彗星を観測してこれが月よりも遠くにあることを示したりしました。

 また、ドイツのケプラー(写真)はコペルニクスの考えをさらに進めて、惑星の軌道が円ではなく楕円であるという、いわゆるケプラーの法則を発表しました。

 このように、時代的にはもはやキリスト教的宇宙観は、限界に達していたわけですが、そこにとどめを刺したのがガリレイの望遠鏡でした。

 この望遠鏡(屈折望遠鏡)を初めて作ったのはガリレイではありませんが、望遠鏡のことを耳にして、いち早くこれを自作し宇宙に向けたことで、彼は驚くべき発見を次々に成し遂げました。

 その成果は、「星界の報告」にまとめられましたが、ここで明らかになったのは、月の表面がデコボコであること(写真左)や木星を周回する4つの衛星(ガリレオ衛星)が存在すること(写真右)などです。
 
 これらはいずれも当時の宇宙観を覆すもので、それ故、この望遠鏡を「悪魔の道具」と言って覗くのをためらった人々もいたそうです。





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