趣味

2008/06/29

天体観測をしよう(6)望遠鏡の歴史はガリレオから

 ガリレオはこれ以外にも物理学方面も含めていろいろな近代科学の基礎となる功績を残していますが、ピサの斜塔から重さの違う鉄の重りを落として、これらが同時に地上に落下することを示した実験も有名です(写真)。
 この事実はアポロ宇宙船が月面でハンマーと羽根の落下実験を行い、これらが同時に落下することを示したことで完全に証明されたわけです。

 このガリレオの望遠鏡は今でも、なつかしい「科学と学習」の大人版の付録でほぼ同じものを入手することができます(写真下)。

 対物レンズの口径が37ミリ、焦点距離600ミリ、倍率約20倍のこの望遠鏡からは、視野は狭いですが月面のクレーターがよく見えて、400年前の興奮が伝わってきます。

このシリーズの別の号の付録では、ガリレオの望遠鏡の約60年後に作られた、「万有引力の法則」で有名なニュートンの反射望遠鏡が手に入ります(写真下)。

 ニュートンはガリレオが死んだ年にイギリスに生まれて、あたかも彼の後継者のごとき大科学者となったニュートンは、それまで原理的には可能とされてきた反射望遠鏡を、自分で鏡を磨いて初めて製作し、その性能の凄さを世に示しました。

 当時作られた口径5センチほどの反射望遠鏡は、大きさ数メートルのガリレオ型屈折望遠鏡の性能を凌いだと言われています。

 現在でも、コストや性能の面で、大型望遠鏡はすべて反射型で作られていますし、アマチュアでも反射望遠鏡を使っておられる方は多いでしょう。

 次回は、これらの望遠鏡の仕組みや望遠鏡による天体観測の実際についてお話しすることにしましょう。





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