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2008/06/01

天文こぼれ話(2) あなたは本当に宇宙人がいると思いますか?

 先日、新聞で米国の無人火星探査機「フェニックス」が火星の北極付近に着陸したとの記事を見ました。
音速の16倍で火星大気圏に突入しパラシュートやガス噴射で減速して三脚により軟着陸したそうです。
北極で地面を掘って氷や有機物の存在を証明することを目指しているとのことですが、楽しみですね。

 火星は地球に最も似た惑星として昔から話題になってきました。
火星には運河があるとかタコのような火星人がいるとか---。1868年に出版されたH.G.ウェルズのSF小説「宇宙戦争」(写真)がおそらくこの火星人の原点と思われますが、この小説は一度映画化された後、最近もスピルバーグ監督トム・クルーズ主演でリメイクされたのが記憶に新しいところです。

 近い将来、地球が住めなくなった時に人類が火星に移住できるように、火星を改造するという計画もあるようです。
数年前に放送されたNHKスペシャル「宇宙 未知への大紀行」(写真下)によると、まず21世紀初頭に火星への有人飛行を実現した後、地球では悪者の代表である温室効果ガスを火星で大量に発生させて、火星を温暖化し火星に眠っていると思われる大量の氷を溶かして水を作り出します。
さらに水が存在する火星で光合成細菌や植物を繁殖させ酸素を発生させて地球のような惑星にしようというのです。

 おそらくこのためには何百年という年月が必要でしょうが、紀元3000年頃には火星で人類は暮らしているかも知れません。

重力が地球よりも小さい火星で暮らす人類にはやがて骨格、筋肉、心臓その他に変化が起きて、ひょっとすると脳機能にも変化が生じ、もはや人類とは別の文字通り「火星人」に進化するに違いないと思われます。

 


ところで、初めての火星への有人飛行はいつ行われるのでしょうか。
2004年1月、ブッシュ大統領は、スペースシャトルの飛行を2010年に終了し、有人月探査を再開し有人火星探査を目指すという新宇宙政策を発表しました。
往復約500日かかる火星への飛行には解決しなくてはいけない様々な問題がありますが、その中でも最も重要な問題の一つであるコスト削減のためには、宇宙船本体の重量の軽減、燃料の削減、あるいは水や食料の節約などの問題を解決しなくてはいけません。
それこそ宇宙船を月基地から飛ばせば楽なのかも知れませんが、アポロ計画以来長年途絶えている月飛行を再開することだけでも容易ではないと思われます。
2014年は火星飛行における地球と火星の位置関係が最良と言われていますが、この年に火星宇宙船を果たして打ち上げることができるでしょうか。


複雑な国内や外交の事情を抱えた米国だけではとてもこの計画は実現しそうにもない気がするのですが、この有人火星飛行をスクリーン上でいち早く実現したのが、2000年の米国映画Mission to Marsです(写真)。

ここでは4人乗りの宇宙船による初めての火星飛行が描かれているわけですが、時は2020年、最初の探査機が謎の事故で消息を絶ち、救出のため2号機が火星に向かい衝撃のラストを迎える物語です。
打ち上げをどのようにするのかは大変興味がありましたが、やはり難しいのかこの部分はカットされていました。






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