趣味

2008/03/23

日本の天文台訪問記(1) 名古屋市科学館

 最近思うのは、宇宙や天文の話題というものが本当に私達の身近にあって、一方で未だこれらが私達にとって非日常的なロマンの対象でもあるということです。

 例えば、土井隆雄さんがスペースシャトル エンデバー号で国際宇宙ステーションにおもむき、日本初の宇宙作業空間を設置したというような科学の最先端を行く非日常的な出来事が、円高問題と同じように新聞の一面を毎日飾り、テレビでも報道されるような話題であるということは、私達がいかに宇宙に親しみを感じて常に関心の目を向けているかということを示すものでしょう。
 
 さて、このところ盛り上がっているこのシャトルの話題は次回にお届けすることにして、今回は、日本の天文台訪問記の第一回をお届けします。

 このところ日本で一番景気のよい街として何かと話題の中心になっている名古屋市、最近もミッドタウンがオープンし、さらにモード学園の巨大なスパイラルタワーが姿を現した名古屋駅前から地下鉄で一駅の伏見駅の近くに白川公園という大きな公園があります。

 このあたりは「私のオーディオ遍歴」でも御紹介したオーディオショップのハイファイ堂やブランド品で有名なコメ兵がある大須の近くでもありますが、この白川公園の北側に名古屋市科学館があります(写真)。

 この名古屋市科学館は最初は市立名古屋科学館という名称で、昭和37年に天文館が開館、昭和39年には理工館が開館しました。
この科学館は日本の科学館ブームのいわば草分けとも言える存在で、当時最新鋭のカール・ツァイス社製のプラネタリウムを備えたこの科学館のオープンは、小さい子供だった私には新幹線の開通や東京オリンピック同様、明るい未来を予感させるような出来事でした。

 私の科学への興味はこの科学館によって形成されたとも言えますし、プラネタリウムの半券が何十枚もたまる程この科学館に通ったおかげで、天文やロケットへの興味が膨らんで、結果的に分野は違いますが今の研究と言う仕事への伏線が出来上がったのだと思います。

 その後、この科学館には昭和60年に65cm反射望遠鏡が設置され、平成元年には生命館が開館、同時に名称も、今の名古屋市科学館に改められました(写真)。
 



 現在の構成は、8階建の生命観、9階建の理工館、そして3階にプラネタリウムを備えた天文館から成っています。
特に天文関係の展示について御紹介しますと、理工館の屋上の天文台にあるカセグレン式とニュートン式の切り替えが可能な65cm反射望遠鏡(写真)、


 クーデ式太陽望遠鏡(写真:この像は天文館2階の室内に投影される)、
 以前お話した冥王星の発見と関係があるローウェル天文台の模型(写真)、火星探検車、H2ロケット、サターンV型ロケット、そして開館当時に設置されていた15cm屈折望遠鏡(写真)など。


 








 この15cm屈折望遠鏡は昭和26年に東山天文台に設置されたもので、科学館開館と共に移設されましたが、65cm反射望遠鏡の導入により展示されることになったものです。





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