宇宙の神秘に魅せられて---星空の彼方に広がるこの未知で果てしないもの--
皆さん今日は。
今回から天文を連載することになりました中田です。
私の名前をどこかで見たという方もおられるかも知れません。そう、私は昨年2月からこの「男の隠れ家オンライン」で一年間オーディオを連載しておりました。
オーディオの方もぜひ御覧いただきたいのですが、なぜオーディオと天文なのか?この二つの関係についてはいずれまた後の回でお話することにしまして、今回は天文の最初の回ですので、このブログのプロローグから始めましょう。
「宇宙---それは人類に残された最後の開拓地である」という印象的な言葉で始まるのは有名なテレビ番組「スタートレック」です(写真:ベストエピソードコレクション)。この番組で天文に興味を持った方は多いと思いますが、まさにこの番組のように、果てしなく広がる宇宙には人類の想像を絶する生命や文明が存在しているかも知れないし、しかもこの宇宙は今の瞬間も秒速100キロ以上の猛スピードで膨張し続けている、そう考えながら星空を眺めると、この未知の世界への限り無いロマンを感じずにはいられません。

古代から人間は星空を眺め、宇宙と深いつながりを持ってきました。
星空を見ることで人間は自然への畏怖と興味を覚え、ここから科学が始まったと言われています。

驚くべきことに2万5000年前の人類は既に太陰暦を持っていたことがわかっていますし、6000年前に巨石建造物を作った人類は天体の動きに精通していたことも知られています(写真:有名なストーンヘンジ)。
いわば科学の進歩は天文学の発展と不可分であるとも言えるわけで、星空に引かれる人間の本能は科学の母とも言うべきものでしょう。
その科学が進んだ今の時代でも私達の生活は天体や宇宙と深く関わっています。身近なところでは星座占いや月のリズムを知るための月カレンダー(写真)などがあります。
また流星群やすい星の来訪、日食や月食にはいまだに多くの人が神秘な力を感じています。
また一方で月はアポロ計画以来、再び宇宙開発の面で注目されていて、最近各国が次々と月探査衛星を飛ばしていますが、中でも日本の「かぐや」の月面探査の成果には驚くべきものがあります(写真:かぐやホームページhttp://www.jaxa.jp)。
ハイビジョンで観る月面の鮮明な映像には、専門家でなくても思わず興奮しますし、地形探査も含めて日本の技術が月探査のこれまでのデータを塗り替えるとまでいわれています。話を地球に戻せば、地球の誕生そしてヒトに至る生命の進化は奇跡とも言える出来事であり、我々人間の存在は、この地球と月の関係、そして太陽と地球の距離や木星などの巨大惑星の存在など、太陽系や宇宙の存在抜きでは語れません。

また最近、生命の誕生はすい星の衝突がもたらしたものという説が考えられていますし、その時に生命を作るL体という立体的にそろった形のアミノ酸(写真)が持ち込まれたのではないかとも言われています。
さらに考えていくと、我々人間も実は宇宙そのものから出来ているということに思い至ります。
我々の体を構成している元素はすべて星の爆発から生まれたものでありこの爆発のなごりを留めています。
そしてもし指に金の指輪をしている人がいたら、この金などの原子番号の大きい原子は、中性子星が出来るような特に質量の大きい星の爆発、あるいはさらにその中性子星同士の衝突というようなとてつもないスケールの天体現象によって生まれたものであるので、まさに星のかけらを指につけているということになりましょう。
これからこのブログでは、我々にとって身近であり、一方では未知で神秘な存在である天体や宇宙のことを、プラネタリウムや星座の観察、望遠鏡や天体写真の撮影といった私達自身で体験できる事柄から、ロケットや宇宙開発、天文学の進歩や最新の宇宙像といった科学的な事柄まで、わかりやすくまた楽しく紹介していきたいと思っています。





