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2008/08/26

真夏の贅沢、生貝の吸いとろ

ずっと前のことだが、関西の小さな商社に務めていたことがある。たいして長く働いたわけではないが、その大半を一時期中国の広東省で駐在していた。

つまらない日々を消化するだけの毎日だったけれども、「食在広州(食は広州に在り)」の広州のすぐとなりに住んでいただけあって、うまい中華を食べるには苦労しなかった。当時は物価も今ほど高くなく、そのへんの飲茶屋で海老の蒸し餃子や小龍包が、東京のランチとそう変わらない値段で腹一杯食べられた。

これがアワビ、フカヒレになると話が違ってくる。目玉の飛び出るような値段の料理はたいがいアワビかフカヒレを使った料理だった。いつも「こんな物価の安いところで誰がたべるんだろう」と不思議に思っていたのを覚えている。

香港も比較的近かったため時々遊びに行くこともあった。香港は大陸側とは違い高級広東料理の店が軒を連ねている。そういうところには更に高級なアワビ料理があるらしいが、最高級と呼ばれるアワビは全て日本の東北が北海道産のものを使うらしい。なんか変な感じがするけども、広東料理の最高級食材になるほど日本の食材はれ質が高いということだろう。

フカヒレは和食ではあまり馴染みがないし、「うまいなぁ」とは思っても「フカヒレ食べたいなぁ」などと無性に思い立つことはまずない。
しかしアワビとなると高級には違いないが、寿司のネタになるほど和食でもメジャーな食材である。日本全国ほとんどの海辺に生息しているという話も聞いたことがある。

しかし、このアワビと言う貝。
どっしりとした存在感。重みのある光沢。
生、焼き、蒸し、すべて良し。
まさに貝の王様。

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真夏の贅沢 生貝の吸いとろ






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