本・エンタメ

2007/09/14

プッチーニ 『トゥーランドット』

先週、ルチアーノ・パヴァロッティに関して緊急追悼記事を書いたが、「トゥーランドット」ってどんなオペラなの?という質問も多かった。今週は「トゥーランドット」というオペラについて。

 ヴェルディと並んでイタリア・オペラを代表する作曲家ジャコモ・プッチーニの代表作の一つで、彼はこのオペラの作曲途中で急死してしまったため、これが遺作となった。

 プッチーニについて書き始めると、とても「トゥーランドット」のことまで書けなくなってしまうので、本当に簡単に説明しよう。1858年12月23日に今も中世の街並みが残る城砦都市ルッカに生まれ、「マノン・レスコー」「ボエーム」「トスカ」「蝶々夫人」などの傑作を書き、1924年11月29日、喉頭癌の治療のためにブリュッセルで死去した。そういえば、来年が生誕150周年の年に当たる。新しいもの好きで発明されたばかりの自動車やモーターボートを乗り回し、オシャレでハンサムだったので、女性にもとてももてた。彼のオペラの特徴は、劇的で旋律が美しく、ほとんどの作品の主人公は、薄幸なソプラノ。そして最後は死んでしまう、というもの。ストーリーが分かりやすく展開が劇的で、旋律が覚えやすいので、オペラ初心者にも最適かも知れない。

ルッカ市内のプッチーニの生家 昨年は修復工事中だった。


 さてストーリーも簡単に案内しておこう。
舞台は北京の紫禁城。皇帝の娘トゥーランドット姫は、絶世の美女だが、心は氷のように冷たい。彼女の出す三つの謎を解くことが結婚の条件だが、謎解きに失敗すると首切り役人に殺されてしまう。ダッタン王国の王子カラフは、亡国の王、父ティムールと女奴隷のリューが決死の覚悟で止めても、謎解きに挑む決意は揺るがない。三人の大臣(ピン、パン、ポン)も実は姫の結婚によって平和な国が蘇ることを願っているが、もちろん姫には逆らえない。そしてカラフは、姫の出す謎を全て解き明かすが、それでも結婚を嫌がっている姫の姿を見て、「あなたは私の名前を知らないが、明日の朝までに答えられたら、命を絶とう!」と逆に謎かけをする。北京の夜の街に「王子の名前が分かるまで、誰も寝てはならない」という伝令が流れる。この伝令が街中を駆け巡っているのを聞き、カラフが「誰も寝てはならぬ、か。。。」の出だしで始まる歌が、かの有名なアリアある。ティムールとリューが捕らえられ、姫は王子の名前を白状させようとするが、王子を密かに愛しているリューが「彼の名前を知っているのは自分だけ」と宣言した上で、兵士の短刀を自分に突き刺してしまう。愛の力に驚いている姫をカラフが抱擁すると、姫の氷の心は溶け、「あなたの名前は愛」と答え、ハッピーエンドとなる。

同じくルッカにあるプッチーニ像





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