本・エンタメ

2008/06/20

テューリンゲン、ザクセンの旅 第1回 アイゼナッハ〜ドルンハイム

 イタリアシリーズを一休みして、今週からドイツ中部の旅日記を

 タイトルを見てピンと来た人は非常に鋭いが、そう、バッハである。実は昨日、6月17日からテューリンゲン州に来ており、24日まで一週間バッハ巡礼で旧東ドイツのドイツ中部を廻る予定になっている。イタリアのシチリア島からいきなりドイツ中部とは展開が飛び過ぎるし、オペラ作曲ではないバッハのことを書くのはややブログのタイトルから外れるが、1年以上の連載でまったく触れていないジャンルなので、ぜひお付き合い頂こう。撮ったばかりの写真もふんだんに使おうと思う。

 ヨハン・セバスティアン・バッハ。音楽の父と呼ばれ、近代音楽の基礎を作った偉大な作曲家を知らない人はいないであろう。バロック時代にオペラ以外ほぼすべてのジャンルに膨大な作品を残し、通奏低音、対位法などの近代音楽の理論的な部分を作り上げた。特にフーガに関しては、バッハは後世のすべての音楽家に大きな影響を与えた。また、バッハ一族は200年以上に渡り、50以上の音楽家を輩出した血筋で、遺伝子学的にも非常に珍しいことである。もちろん私も子供のころ、ピアノでバッハのインヴェンションを練習し、対位法、フーガというものの存在を知った。

 さて、バッハが生まれたのは、1685年3月21日、ドイツ中部テューリンゲン州の町、アイゼナッハである。父も親戚も多くが音楽家であった。彼は10歳で父が死ぬまでこの町で幼少時代を過ごし、音楽家としての基礎を作った。市内の中心にあるバッハの生家は、バッハ博物館になっており、様々な楽器が展示されているが、その楽器にてバッハの作品の生演奏を聞くことも出来る。

バッハの家とバッハ博物館


 その前に立つバッハの像さてバッハとは直接関係ないが、アイゼナッハの町外れの小高い丘の上にヴァルトブルク城という世界遺産の城がある。この城は、ワグナーの「タンホイザー」歌合戦の舞台としても有名だが、ルターがカトリックから逃れ、新約聖書のドイツ語訳を作ったところとしても有名である。


 ヴァルトブルク城の概観さてマルティン・ルター。宗教改革で有名なルターだが、アイゼナッハにはルターの家も現存し、博物館となっている。


 ルターの家またアイゼナッハには、バッハが洗礼を受けたゴシック様式による聖ゲオルグ教会も残っている。

聖ゲオルグ教会


 シンプルだが立派な内部。室内アンサンブルのリハーサル中だった。





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