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2008/06/13

カターニア・ベッリーニ劇場

ベッリーニの故郷カターニアにあるベッリーニ劇場。そしてサッカーの話も。

 パレルモを紹介してカターニアに触れない訳にはいかないであろう。シチリア島第2の都市で、エトナ山という活火山を背後に控え、何度も壊滅的な打撃を被りながら、その都度復興を遂げできたたくましい町である。最近では2002年、2005年にも噴火があったが、大きな被害にはならなかった。

紀元前8世紀に古代ギリシア人に建設され、パレルモ同様、ローマ人、ノルマン人等に支配されてきた歴史を持つ。しかしパレルモと違い、大噴火、大地震、そして第2次世界大戦の爆撃など、その都度町が破壊されたので、現在の町並みは第2時世界大戦後の建物が多い。

さてカターニアといえば何と言っても、ベッリーニ以外にはない。ヴィンチェンツォ・ベッリーニ、イタリア・オペラ史上に燦然と輝く天才作曲家である。彼は1801年にカターニアに生まれ、ベルカント・オペラの最高傑作「ノルマ」を始め、「夢遊病の女」、「カプレーティとモンテッキ」、「清教徒」などを残し、34歳の若さで死んでしまった。彼の作品の最大の特徴は、フレーズの長い美しい旋律にある。甘く美しく哀愁を帯び、イタリア語と一体となって感動を与える旋律を作らせたら古今東西の作曲家の中でも右に出るものはいない。ショパンやワグナー、ボイト、ベルリオーズら後世の大作曲家たちから賞賛を浴び、ピアノの詩人ショパンは自分の遺体をベッリーニに傍らに葬って欲しいとまで言ったと言われている。

日本ではクラシック・ファン以外にはあまり馴染みのない名前かも知れないが、イタリア人で彼を知らない者はいないほど有名である。ユーロ通貨導入前のイタリア・リラの時代、5千リラ紙幣には彼の繊細でハンサムな顔が載っていた。


あまり広くないファサード


ファサード上部





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