本・エンタメ

2008/06/13

カターニア・ベッリーニ劇場

 このカターニアにあるオペラハウスが、テアトロ・マッシモ・ベッリーニ、直訳するとベッリーニ大劇場である。歴史は比較的新しく、建設自体は1812年から始まったが、アルジェリアの海賊の侵略などによって完成が大幅に遅れた。1890年、遂にベッリーニの「ノルマ」によって開場したが、今でもベッリーニの全作品、それから同時代のベルカント・オペラの作曲家ロッシーニ、ドニゼッティの作品が重要なレパートリーを占めている。

劇場は大変美しい馬蹄形で、音響の良さ、内装の美しさでは、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場、ナポリのサン・カルロ劇場と並び称される。入口にはバロック様式のファサードがあり、内部はロココ調の赤、白、金がベースとなり、ホワイエも客席も美しい。特に美しいのは「ベッリーニの昇天」と呼ばれる天井画とその周りを取り囲むベッリーニのオペラを描いたフレスコ画。座席は約1,500席。2003年と2006年には来日公演も行った。

話しはガラッと変わってカルチョ(イタリア語でサッカーのこと)について。このブログでも、イタリアの都市の案内をする時に必ずサッカーネタに触れてきたが、先週のパレルモの時は忘れてしまった。パレルモにもカターニアにもサッカーチームがあり、共にセリエAに所属している。今期の順位はパレルモが11位、パレルモがギリギリ降格を免れる17位だったが、パレルモはシーズン途中までUEFA-Cup圏内を目指せるほどの健闘を見せた。また、カターニアには森本貴幸が所属して、そこそこの活躍を見せている。
しかしこの2チーム、同じシチリア島の強豪チームとあって、対抗意識が非常に強い。デルビー・シチリアーナ(英語のシシリー・ダービー)はいつも凄いことになるが、昨年は、警察官が未成年の若者に殺されるという事件にまで発展してしまった。

ところで現在オーストリアとスイスで行われているEuro2008・欧州選手権だが、死のC組と呼ばれるグループの中、イタリア代表は第1試合で強豪オランダに0-3と完敗してしまった。1点目は確かにフォーリ・ジョーコ(英語でオフサイドのこと)だったと思うが、あれがなくてもオランダの勝利は動かなかったであろう。トッティの代表からの引退、カンナヴァーロの負傷とアゲインストはあったが、それにしてもカテナチオのイタリアが0-3とは歴史的な敗退である。まさか2年前のドイツ・ワールドカップの優勝で気が緩んでいるわけではないであろうが、イタリア国内ではさぞ大騒ぎになっていることと思う。いずれにしても、金曜日のルーマニア戦、絶対に勝利が求められるところであろう。そうでないとこのC組、イタリア、フランスが揃って討ち死にという可能性も現実味を帯びてくる。


ベッリーニの昇天とフレスコ画







































壮麗なホワイエ


正面のパルコからステージを望む


4層のパルコ





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