本・エンタメ

2008/04/25

ナポリ・サンカルロ劇場

「ナポリを見て死ね!」と言われる風光明媚で、2,500年以上の歴史をナポリのサン・カルロ劇場を紹介しよう

ナポリは、古代ギリシャ人が紀元前7世紀ごろに建設した町で、ネアポリス(Neapolis)を語源としている。サンタ・ルチア港の美しい海岸線、青く透き通った空、ヴェスヴィオ火山とそこには素晴らしい風景が待っている。ナポリっ子たちは「今日が楽しければ明日はどうでもいい!」と底抜けに明るく、ナポリ語を話し、その辺のお兄ちゃんが素晴らしいベルカントの声だったりして、街中には洗濯物がはためき、信号は誰も守らない。カンツォーネ・ナポレターナと呼ばれる「オー・ソレ・ミオ」「フニクリ・フニクラ」「サンタ・ルチア」「帰れ、ソレントへ」などはすべてナポリを歌ったもの。ナポリ近郊にも素晴らしい町がたくさんあり、ヴェスヴィオの大噴火によって埋没してしまったポンペイ。ソレント、アマルフィ海岸の素晴らしい風景、青の洞窟で有名なカプリ島も決して見逃せないスポットである。

 フィレンツェで生まれたオペラは、ヴェネツィアへと移り、その後、中心地はナポリとなった。17世紀後半から約1世紀に渡ってナポリ楽派が世界でもっともオペラが盛んな町となったのである。まずはパレルモ生まれのスカルラッティが王室礼拝堂の学長となり、そして「奥様女中」のペルゴレージ、「セヴィリアの理髪師」のパイジェッロ、「秘密の結婚」のチマローザなどを輩出していったのである。

 そして当然、熱い血のナポリっ子たちがサッカーを嫌いなはずがない。86年シーズンと89年シーズンにマラドーナを擁して2度のスクデット(セリエAのチャンピオン)に輝いた歴史を誇るナポリ。破産宣告後、セリエCまで落ちたが、今シーズンはふたたびセリエAまで駆け上がってきた。現在も中位グループに付け、まずます検討している。本拠地のスタディオ・サンパウロはイタリアで3番目に大きなスタジアムである。

サン・カルロ劇場の前にあるウンベルト1世のアーケード。
ちょうどミラノのスカラ座とエマニュエル2世アーケードのような関係。

ヴォメロの丘の上のサン・マルティーノ僧院から市内を望む

国立考古学博物館にある有名なモザイクの壁画「アレキサンダー大王の戦い」





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