本・エンタメ

2008/01/11

2008年のクラシックシーンについて

新年なので、2008年に来日する話題のオペラハウスについて。そして、2008年にメモリアルイヤーを迎える作曲家たちにスポットを当て、新春らしいネタを。

 まずは2008年に来日公演を行うオペラハウスから。
 クラシック界最大の話題となっているのが、最後の大物パリ・オペラ座が何と初来日を果たす。時期は7月下旬だが、チケットはすべて売出しが始まっている。招聘元が関西テレビなので、フジテレビでは連日コマーシャルを打っているので、見たことがある人も多いであろう。プログラムは、ワグナーの最初の楽劇「トリスタンとイゾルデ」。無限旋律や12音階、ライトモティーフの多用など、後世に多大なる影響を与えた傑作。キャストもビシュコフの指揮、フォービスのトリスタンとウルマーナのイゾルデ、他にもゼーリック、グバノーヴァ、ダニエルと今回1番の豪華キャストとなっている。次にポール・デュカスの「アリアーヌと青ひげ」。デュカスの名前は日本ではあまり知られていないが、この作品は、20世紀最高のフランス・オペラと言われている。キャストもカンブルランの指揮、ポラスキ、ホワイトと実力派揃い。そして、ハンガリーの民族作曲家バルトークの「青ひげ公の城」とチェコの民族作曲家ヤナーチェクの「消えた男の日記」の2演目同日連続上演。オペラファンを自認する人であれば、このヨーロッパに古くから伝わる寓話「青ひげ公」を題材としたこの両作品、しかも世界屈指のパリ・オペラ座の公演とあって、大きな話題となっている。パリ・オペラ座の詳細見たい人は、11月2日にアップした「パリのオペラ事情」を参照のこと。

パリ・オペラ座 ガルニエ宮 外観側面

 秋にはウィーン歌劇場が4年ぶり来日する。ムーティの「コジ・ファン・トゥッテ」、小澤征爾の「フィデリオ」、グルベローヴァの「ロベルト・デヴリュー」の演奏会形式、となっていたはずである。しかし、本日招聘元のNBSのHPを見ても何も記載がないので、きっとプログラムやキャストが揺れ動いているのであろう。上記のプログラムもこれも当初の予定からは変更になっているので、まだ変更になるかも知れないので、今回はここまでにしておこう。

ウィーン国立歌劇場外観正面

 そしてマリインスキー劇場(旧キーロフ歌劇場。ロシアのカリスマ指揮者、ゲルギエフが長期政権を握り、国内No.1のオペラハウスに育て上げた。タイトルは、ムソルグスキーの壮大なオペラ「ホヴァンシチナ」、プロコフィエフの大人のためのお伽噺「3つのオレンジへの恋」、ロッシーニの戴冠式のために書かれた豪華絢爛な祝祭オペラ「ランスへの旅」、ボロディンのオペラで「ダッタン人の踊り」のバレエが有名な「イーゴリ公」という力作ぞろい。言語的な問題があるので、日本では滅多に上演されないが、大注目である。





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