本・エンタメ

2007/10/29

若手作家支援のアート企画展

 日本の美術大学は巨大な「フリーター養成所」と言われるように、卒業後就職したり、プロの作家として生きていける人は数少ないのが現状です。そんな中で、若い作家を支援するアート企画やイベントがありますので、今回はそれをいくつか紹介したいと思います。

   【第一生命本社での大谷有花展】
 第一生命は企業メセナ活動の一つとして若手新人作家の登竜門である「VOCA展」のメインスポンサーですが、有楽町の本社ビルの1階ロビーに若手作家の作品を飾ったり、1階のギャラリースペースで、VOCA展受賞者の個展なども開催しています。現在、大谷有花さんの個展が開かれており(10月26日まで)、先日オープニングパーテイーに行ってきました。本社ロビーのアート展示と大谷さんの作品写真を掲載します。




   


 







【佐藤美術館:第16回奨学生美術展】
 財団法人佐藤国際文化育英財団が運営する佐藤美術館では、日本の若手作家から有望な人を選抜して2年間奨学金を渡すという作家支援活動を行っています。そして、2年後には奨学期間の成果の発表の場として佐藤美術館で修了展を開催しています。今年はその第16回目の奨学生美術展で、先日オープニングセレモニーに行ってきました。

 第16期の奨学生はもちろん、奨学生決定の審査員や若手作家を推薦する各美大の先生方も多数参加して盛大なものでした。式典の後には奨学生各人が順番に自分の作品を前に語る・・・という催しもありました。写真を多数添付しますので雰囲気を味わってください。









なお、会期は11月18日までで、11月3日には私と過去の奨学生3人との座談会が以下のように行われます。
佐藤美術館の詳細は
http://homepage3.nifty.com/sato-museum/index.html

●座談会「絵描きとしてどう生きていくのか:
  アーティストVSコレクター」 (案内文より)
出席者 山本 冬彦(コレクター・アートソムリエ)
花澤 洋太(第1期奨学生 洋画家 現在 東北芸術工科大学准教授 独立美術協会会員)
中村 寿生(第8期奨学生 日本画家 現在 東京藝術大学教育研究助手 無所属)
金子 富之(第16期奨学生 現在 東北芸術工科大学博士課程日本画専攻在学中)
 財団法人佐藤国際文化育英財団の奨学金事業も今年で17年目を迎えます。この間、多くの奨学生やその周囲の若手作家たちとの交流を通じ、彼らの様々な悩みの相談にのってきました。その悩みの多くはやはり「絵描きとしてどう生きていくのか」ということでした。今回は、座談会というかたちで、この問題に取り組んでみたいと思います。出席者は、サラリーマンコレクターとして、長年若手作家の作品を買い続けている山本冬彦。近年はアート・ソムリエという肩書きで、積極的にアーティストと一般の方の橋渡しもしています。アーティスト側は、弊財団の第1期の奨学生であり、現在は独立美術協会の会員として活動している花澤洋太さん。現在、フリーの日本画家として活躍する第8期の奨学生であった中村寿生さん。そして、学生代表として現在東北芸術工科大学博士課程に在学中の金子富之さんです。  それぞれ違う立場から、普段感じていること、普段言えないことなどをお話いただきます。この機会に、多くの皆様に若手アーティストについて、少しでも親近感をいだいていたたければと思います。








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