本・エンタメ

2007/06/18

「マイアート」を持とう。そして、なぜアートを集めるのかに答えると・・・

 サラリーマンが「マイアート」を持ち、コレクターと言われるようになると、「なぜ絵を集めるのですか?」、「美術品を蒐集する目的は何ですか?」と聞かれることが多い。人によって理由や目的はそれぞれ違うと思いますが、一般的にいくつかの答えがあります。

一番わかりやすいのが投資のためという答えです。美術品は芸術作品であると同時に商品や資産でもあるので、株や土地と同じように格好の投資物件になります。美術品を投資の対象とすることをいかがわしいと考える人も多いと思いますが、そのこと自体は特に悪いことではありません。 
投資のためという人の中には二通りのタイプがあります。一つは欧米の資産家がやっているように財産分散法の中で美術品・宝飾品を資産の一つとし、投資対象としてとらえるもので、これは健全な資産管理の手法です。一方で、お金儲けが目的で美術品はそのための手段であり、儲かれば土地だろうが株だろうが何でも良いという人だ。これは「投資」ではなく「投機」でありマネーゲームです。 バブル期には、画廊に来て儲かりそうな絵を全部くれ・・・とか、右から左に転売して画商の上前をはねるような似非コレクターもたくさんいました。

美術品を集めるもう一つの答えは、まさに美術品としての興味から自分の好みの作品を集めるというものです。家のインテリアとしてなら、せいぜい数点あればいいのですが、それ以上となるとコレクションそのものが目的と言えます。

ではコレクションの最終目的は何でしょうか?将来個人美術館を作ろうとか、公的美術館に寄贈しようとか、中には画商になろうという明確な目的で集めている人もいますが、大半は元々蒐集癖があり、集めているうちにやめられなくなったというのが実態ではないでしょうか?
では、わたし自身はなぜ絵を集めているかというと、画廊まわりをしているうちにいつの間にか蒐集したコレクションが1000点を超え、ほとんど「病気」と言っていい状況で、しかも最終的にどうするかという目的もなく惰性で集め続けている「重症患者」です。そろそろどのように落とし前をつけるかを考えなければいけない歳なのですが、相変わらず結論は先送りして蒐集を続けているというところでしょうか。





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