本・エンタメ

2007/05/21

サラリーマンコレクターからアートソムリエへ

皆さん、始めまして。今日からナビゲーターデビューをしましたアートソムリエの山本冬彦です。「アートソムリエ」とは聞き慣れない言葉かと思いますが、私が考えた造語で、生活者の立場に立って画廊めぐりやアートコレクションについてアドバイスする役割で、ヤフーの新語辞典にも載っています。
http://dic.yahoo.co.jp/newword?ref=1&index=2005000566

 日本人はアート好きの国民と言われますが、その大半が自分で絵や陶器を創作する人とアートの知識・教養を深めるとか美術館めぐりが趣味だという人だと思います。
一方、生活の中でアート作品を飾って楽しむとか、画廊めぐりを趣味にするという人はほとんどいないのではないでしょうか。
しかしながら、家に1点でもいいから本物の絵を飾りたい、画廊へも行ってみたいと思っている潜在的なアート嗜好人はかなり多いのではとも推測できます。
 
 このようにアートに対する潜在的なニーズはかなりあると思うのですが、絵を買おうと思ってもどうすればいいか分からない、アート作品は高額のもので自分たちには無理だろう、などと思ってその先に行けない人が大半ではないかと思います。また、作家や画廊に近づくと高額の作品を薦められたり、知りあいだったりすると付き合いで買わされるのではないかなどの理由から遠ざかっているのではないでしょうか。
 
 私は30年近く画廊まわりを続け、美術品を蒐集してきたサラリーマン・コレクターです。

 これまではコレクター仲間の会を作ったり、コレクション展をやったりして楽しんで来ましたが、最近はその経験を生かし、画廊まわりの楽しさや個人コレクションのやり方、若手作家の支援など、アートの裾野拡大や普及活動をボランテイア的に行っています。

 生産者である作家や販売者である画廊サイドではなく、ユーザーサイドの立場でアドバイスする人というニュアンスを出すために「アートソムリエ」と称しています。 そして「アートソムリエ」としてふさわしいのは、長年身銭を切ってアートを見、蒐集してきたユーザーの代表であるコレクターが最適だと・・・・

 「アートソムリエ」の役割はユーザーサイドにたって一般の人とアートの世界との溝を埋めることだと思いますが、まず第一はビジネスパーソンの消費テーブルの上にアート作品をのせることだと思っています。

 例えで言うと、ビジネスパーソンの目の前の商品テーブルにはパソコン、車、旅行、ブランド品、グルメなど多様な商品がのっていてそこから商品を選択していますが、アート商品だけはのっていないので買うことができないのです。従ってアートをまず商品テーブルにのせることが必要です。

第二にアートは高額だ・・・という先入観をなくさなければいけません。ゴルフ1回分で版画が買えます、海外旅行を先延ばしすれば油絵が買えます、ブランド品が飽きたら日本画にしてみませんかと言うように、アートも身近な選択肢であることを伝えることが必要です。

第三は絵を買いたいが、画廊に行ったことがないと言う人には一緒に画廊まわりをしましょうと言うことです。六本木ヒルズのカルチャースクールで画廊めぐりの講座を持ったり、ビジネスパーソンの勉強会などでアート普及のための講演などもやっています。





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