美術業界の殿堂である東京美術倶楽部での正札市とコンテンポラリー・アートフェア
芝に美術業界の殿堂とも言える日本有数の画商さん達の会館である東京美術倶楽部がある。ここは有名作家の美術品鑑定なども行っている由緒正しい所である。そこで、中元と歳暮時期に行われる正札市と今年初めて実施されたコンテンポラリー・アートフェアを紹介する。
まず東京美術倶楽部の正札市だが、これは全国の古美術や老舗画廊さんが毎年中元と歳暮の時期に半期に1回ずつ行う、バーゲンセールである。古美術・骨董が大半ですが現存作家の日本画・洋画も多少はあるので私もたまに出かけます。私のアート講座の受講生とは銀座の画廊を中心にまわっていますが、現代アートだけではなく、こんな古美術・骨董の世界も見て欲しいと言うことから、臨時に召集することもあり、先日行ってきました。 

最近は何でも鑑定団の影響もあってものすごい人気で、初日早々に行ったのですが大変な人数で戦場のような状況でした。銀座の画廊とは違ってどこから人が集まってくるのかという感じです。全国からお茶道具が集まるのでお茶関係の人が多いことと、なんでも鑑定団などのファン層や主婦の人、それに中国や韓国の集団もきていました。ところが2日目の午後にツアーの人たちと行った時は「戦い既に終了・・」という感じでかなりすいていてゆっくり見られました。古美術の世界はこのように盛況であり、一方現代アートは一部バブル状態にある中で、いわゆる現存の画壇の作家達が不況であるという二極化を感じました。

美術倶楽部の建物は昔は木造の由緒正しいものでしたが今は鉄筋コンクリートの立派なビルになっております(名品も多く展示することから耐震性では東京でも有数のビルのようです)。そんな訳で昔を彷彿とさせるためか、会場の美術倶楽部の2階には畳の大広間があり、外には立派な日本庭園があります。ぜひ皆さんも一度は行ってみてください。







