ディーバの囁き5 エンヤとウォーターマーク
聴き流すには、実は『Enya』の方が気持ちがいいとは思うのですが、今夜は『Watermark』を選びたいと思います。1曲目がタイトル曲なのですが、寂しげなピアノをフィーチャーしたインストから、すぐにEnyaの世界に引き込まれてしまいます。

ぼくがもっとも好きな曲は、「Storms In Africa」です。タイトルこそ英語ですが、歌はゲール語。実はこの曲には英語バージョンもあって、当時はシングルに収録されていました。今ではCDにボーナストラックとして収録されているはずです。ゲール語ではよくわからないので、英語の方をよく口ずさんでいましたっけ。どうしていきなりアフリカなんだっていう突っ込みもしたくなる曲なんですけどね。でも、アイルランドもアフリカもオリノコ川も同じ地球の一部ではあるわけです。
「Exile」「Miss Clare Remembers」といった静かな曲をはさんで、おそらくこのアルバムでもっとも完成度が高い、というか力の入った曲である「Orinoco Flow」につながっていきます。重なり合うボーカル、Sail Awayという声とともに、河の流れを進んでいく、その流れの変化とでもいうのでしょうか。Jon Andersonの「We Have Heaven」もかくや、という(無理につなげなくてもいいか)。
けれども、アルバムはこのまま、「Evening Falls...」から静かな落ち着いた曲が最後まで続いていきます。雷のSEが入った、ボーナストラックの英語版の「Storms In Africa」は別にして、ですけれどね。

あれから20年がたったことになります。その間にEnyaが発表したアルバムは『Shepherd Moons』から『Amarantine』までの4枚、それにベスト盤やいくつものシングル。あと、ボックスセット。少ないといえば少ないです。アイルランドのお城に篭って、EnyaとRyan夫妻の3人でずっと音楽を作っている、そんなイメージがあります。それでも、あまりにも高い完成度を求めるあまり、5年に1枚しかアルバムができない、というものでしょうか。そして、この20年間の曲を聴くと、ほとんど変わっていないということにも驚きます。もちろん、「Sumiregusa」のように、芭蕉を題材に日本語で歌った曲のような試みもしています(日本語に聞こえないのですが)。おまけに、ジャケットの写真を見ても、少しも年を取った様子がなく、自分だけが年齢を重ねてしまったような気がしてしまいます。まあ、いいんですけど。

Enyaがヒーリング系と感じるのは、とてもわかるんです。けれども、「冷静と情熱のあいだ」というか、ガールフレンドと聴きたいかっていうと、ちょっと違いませんか?
『Amarantine』のプレミアム・ウインター・エディションには、4曲入りのボーナスCDがついていて、つまりはクリスマスソングが入っているわけですが、そこに収録された「We Wish You A Merry Christmas」を聴いても、みんなでクリスマスを祝おうという気にはなれないんです。まあ、今年は一人だし、仕事もたいへんだったけど、まあいいや、という気持ちで聴くというような気がします。
そうそう、このプレミアム・エディション、たった4曲を聴くために、また同じ『Amarantine』を買わなきゃいけないというのも、どうなの?と思ったりもしましたけど。実は、アメリカではこの4曲入りEPが出ているということです、念のため。

5年に一度しかアルバムが出ないEnyaのことですから、次は2010年になるのでしょうか。その間にも、シングルは出しているようなので、それを途中経過と思い、気長に待ちましょう。あまり変わらないような気もしますが。でも、変わらないというのも、それはそれで貴重なことです。だって、この20年の間にぼくはといえば、結婚し、子どもができて、それでEnyaの曲を静かに聴いていると、子どもに「何を聴いてるの?」と聞かれるようになったのですから。

ぼくがもっとも好きな曲は、「Storms In Africa」です。タイトルこそ英語ですが、歌はゲール語。実はこの曲には英語バージョンもあって、当時はシングルに収録されていました。今ではCDにボーナストラックとして収録されているはずです。ゲール語ではよくわからないので、英語の方をよく口ずさんでいましたっけ。どうしていきなりアフリカなんだっていう突っ込みもしたくなる曲なんですけどね。でも、アイルランドもアフリカもオリノコ川も同じ地球の一部ではあるわけです。
「Exile」「Miss Clare Remembers」といった静かな曲をはさんで、おそらくこのアルバムでもっとも完成度が高い、というか力の入った曲である「Orinoco Flow」につながっていきます。重なり合うボーカル、Sail Awayという声とともに、河の流れを進んでいく、その流れの変化とでもいうのでしょうか。Jon Andersonの「We Have Heaven」もかくや、という(無理につなげなくてもいいか)。
けれども、アルバムはこのまま、「Evening Falls...」から静かな落ち着いた曲が最後まで続いていきます。雷のSEが入った、ボーナストラックの英語版の「Storms In Africa」は別にして、ですけれどね。

あれから20年がたったことになります。その間にEnyaが発表したアルバムは『Shepherd Moons』から『Amarantine』までの4枚、それにベスト盤やいくつものシングル。あと、ボックスセット。少ないといえば少ないです。アイルランドのお城に篭って、EnyaとRyan夫妻の3人でずっと音楽を作っている、そんなイメージがあります。それでも、あまりにも高い完成度を求めるあまり、5年に1枚しかアルバムができない、というものでしょうか。そして、この20年間の曲を聴くと、ほとんど変わっていないということにも驚きます。もちろん、「Sumiregusa」のように、芭蕉を題材に日本語で歌った曲のような試みもしています(日本語に聞こえないのですが)。おまけに、ジャケットの写真を見ても、少しも年を取った様子がなく、自分だけが年齢を重ねてしまったような気がしてしまいます。まあ、いいんですけど。

Enyaがヒーリング系と感じるのは、とてもわかるんです。けれども、「冷静と情熱のあいだ」というか、ガールフレンドと聴きたいかっていうと、ちょっと違いませんか?
『Amarantine』のプレミアム・ウインター・エディションには、4曲入りのボーナスCDがついていて、つまりはクリスマスソングが入っているわけですが、そこに収録された「We Wish You A Merry Christmas」を聴いても、みんなでクリスマスを祝おうという気にはなれないんです。まあ、今年は一人だし、仕事もたいへんだったけど、まあいいや、という気持ちで聴くというような気がします。
そうそう、このプレミアム・エディション、たった4曲を聴くために、また同じ『Amarantine』を買わなきゃいけないというのも、どうなの?と思ったりもしましたけど。実は、アメリカではこの4曲入りEPが出ているということです、念のため。

5年に一度しかアルバムが出ないEnyaのことですから、次は2010年になるのでしょうか。その間にも、シングルは出しているようなので、それを途中経過と思い、気長に待ちましょう。あまり変わらないような気もしますが。でも、変わらないというのも、それはそれで貴重なことです。だって、この20年の間にぼくはといえば、結婚し、子どもができて、それでEnyaの曲を静かに聴いていると、子どもに「何を聴いてるの?」と聞かれるようになったのですから。





