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2008/04/19

ディーバの囁き3  クレア・ハミルとヴォイセズ

 『Voices』の曲はBBCのテレビシリーズのサウンドトラックとして使われました。このことも成功の要因の一つだったと思います。
そして同じ時期に、Enyaもまた、ケルト人をテーマにした番組のサウンドトラックを手がけ、同じ86年に『Enya』(後に『The Celts』というタイトルで再発)というアルバムとしてリリースされます。

このときの、2人のそれぞれのアルバムは、ぼくにとって、気持ちをリラックスさせるための、ほんとうに必要なアイテムになっています。自然と歴史、その中に自分を沈ませていく、そんなことが、ときどき必要になるのです。

その後、Enyaは『Watermark』というアルバムで本格的にデビューし、それがどれほどヒットしたかはよく知られているところです。

一方、ClaireはNickと離婚し、再びポップミュージックのフィールドに戻ってきます。早熟だったシンガーは、全く異なる音楽経験を経て、円熟したシンガーへと変貌していきました。

90年代を代表するアルバムは、Andrew Warrenとの共作『Summer』です。じっくりと歌を聞かせてくれる作品なのです。1曲目のイントロから、プログレっぽい雰囲気が出ていたりもして、それもとても素敵です。麻の布をまとった二人の姿は、夏の厳しさの中にいる、そんな雰囲気です。

このアルバムには最初、ボーナスディスクがついていました。そこでは、Joni Mitchellのカバーを歌ったり、あるいは「五木の子守唄」をベースにした「Japanese Lullaby」やAbbaの「Winner Takes It All」をアコースティックギター1本で歌ったりしています。そんなところに、彼女の音楽的なルーツが見えたりします。

最新アルバムは、『The Minor Fall, The Major Lift』というベストアルバムです。現在、ライフワークともいえる作品を制作中だと伝えられています。








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