デジタルライフ

Column Title : 

2007/03/13

デジタル時代の新三種の神器・デジタル一眼レフのススメ

1950年代後半の庶民の家庭において、白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫を三種の神器といったが、もともとは、歴代天皇が継承してきた宝物のことで、八咫鏡(やたのかがみ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を指す。
さらに60年代に入って、カラーテレビ、クーラー、カーの三種類の耐久消費財(頭文字を取って3C)が新三種の神器と呼ばれるようになった。

ではデジタル時代を迎えた現在の新三種の神器は何か。03年頃から急速に普及し始めたデジタル家電のデジタルカメラ、DVDレコーダー、薄型テレビが一般的には新三種の神器と呼ばれているようだ。今回は爆発的に普及し、ケータイにも標準搭載されているデジタルカメラを取り上げる。

わが国でデジタルカメラの原形となるものが初めて登場したのがソニーが81年に試作したマビカと呼ばれる電子スチルビデオカメラであった。デジタルカメラとは、電気信号をアナログ記録する点が大きく異なっており、画像はフロッピーディスクに保存された。世の中に現れるのが早すぎ、画質が悪い、高価であったなどの理由により全く売れなかった。
現在のデジタルカメラの世界最初の製品は、86年にキャノンから発売された「RC-701」であるがボディだけで39万円、システム一式で500万円という驚くべき価格だった。
その後、カシオ計算機から「QV-10」が発売になった。当時としては65,000円という低価格で、デジタルカメラの普及に大きく貢献したのが昨日のように思い出される。
筆者が遅まきながら購入したのは、98年発売のコダックDC210A(79,800円)
(写真左、右はそれまで使っていた銀塩カメラニコンFM)である。

デジタルカメラは、撮影してすぐに結果を見ることができ、現像やプリントの必要がない。ランニングコストが殆んど不要である。またフィルムも不要で何枚でも気にせずに撮影ができ、加工も自分でできるなど銀塩カメラではできなかった付加価値もある。一番の貢献は、今までは写真とはあまり縁のなかった女性や年齢層にいたるまで気軽に撮られる側ではなく、撮る側にまわったことではないだろうか。
普及機はほぼ一巡して、デジタル一眼レフカメラへのシフトが遅れたメーカーは収益が圧迫しており、デジタル一眼レフカメラの開発・生産は極めて重要になっている。ちなみに、右の図はカメラ映像機器工業会統計データ(06年8月から07年1月)を元に筆者がグラフ化したものであるが、デジタルカメラの全出荷数に対する一眼レフの割合は10%にもなることがわかる。

そして、長年銀塩一眼レフカメラを使ってきた者からすれば、高値の花だったデジタル一眼レフカメラが手の届くところに来た。コンパクトデジタルカメラとの大きな違いは、画質と撮り易さにあると言える。一眼レフカメラを使ったことがあればご存知のように、背景のボカシなど一眼レフカメラでなければできない。シャッター速度、絞りさらにはピント合わせをオートで行うコンパクトデジタルカメラにはない、自分の手に馴染んだ機器操作ができるのは、一眼レフカメラの真髄ではないだろうか。手動でピント合わせをしてみると、その使い易さが頷けるというものだ。動きのある被写体の撮影も一眼レフカメラは向いている。

従来の光学系のメーカーのみならず電気・電子系のメーカーから各種の一眼レフデジタルカメラが販売になっていて選択に迷ってしまうが、筆者も近所の量販店に行って、自分の手に取って感触を味わってみた。
予算が潤沢にあれば話は別だが、昨年末に出たニコンD40はレンズ付きで6万円台で手に入る。コンパクトカメラからの移行組には狙い目だと個人的には思う。筆者の場合は、今まで使っていた銀塩一眼レフのレンズが転用できるメリットは大きい。

コンパクトカメラでB級グルメの撮影することを趣味にしているのだが、お店の方は取材されているという感じを持ってくれないことが少なくない。しかし、デジタル一眼レフだと、いかにも撮っている感じで様になる。何をおいても、格好よいではありませんか。
まずは店頭にでも行って、触ってみることをおススメしたい。





この記事のトラックバックURL:

特集

何も足さない究極の「原音」に触れる 「知名御多出横」
会員登録プレゼント

新着こだわりコラム

担当ディレクターの「裏・建もの探訪」

2008/11/19 担当ディレク… 都心のパー…

男子厨房を愛す

2008/11/18 男子厨房を愛す 鍋をめぐる…

旧車キャンピングカー『旅するT-3』

2008/11/18 旧車キャンピ… 「シーカヤ…

エクストリーム アイロニング

2008/11/18 エクストリー… アイロン台…

カーライフ最前線

2008/11/17 カーライフ最… 2008〜…