相互利用型の無線LANサービス「FON」が急増中
個人所有の無線LANのアクセスポイントを、世界中のユーザー同士で公開・共有することで街角などで無料でインターネット接続できるスペイン生まれの相互利用型の無線LANサービス「FON」が日本でも浸透しつつある。
サービスを利用するためには、FONのソーシャルルーター「La Fonera」(プラネックスコミュニケーションズ製)を導入してアクセスポイントを公開すれば、Fonero(フォネロ)と呼ばれる仲間の提供するアクセスポイントを無料で使用できるようになる。 つまり、外出先でインターネット接続したくなったとき、FONのアクセスポイントを見つけてログオンすればいい。
しかもFONのアクセスポイントを使うことができるのは、ノートパソコンだけではなくプレイステーション・ポータブル(PSP)やニンテンドーDSといった携帯ゲーム機やPDA、ソニーMylo、W-ZERO3のような携帯端末などでもできるので、その可能性は高い。
FONの参加者であるFoneroには、次の3つのタイプがある。
(1)「Linus」
FONアクセスポイントを無料で提供し、他の「Fonero」に無料で使わせる代わりに自分も他のFONアクセスポイントを無料で使用できる。
(2)「Bills」
FONアクセスポイントを有料で提供して報酬を得ることができる。しかし自分が他のアクセスポイントを利用する時は使用料を払う。
(3)「Aliens」
自分ではFONアクセスポイントを所有せず、他のFONアクセスポイントを使用料を払って利用する
日本では「Linus」での登録のみが可能である。
さて、「La Fonera」の入手であるが、FON JapanのWebサイトかツクモ電機で破格の1,980円で購入することができる。最近行われた販売キャンぺーンでは500円であったが、今後もキャンペーンが行われる可能性は高い。購入後は、FON JapanのWebサイトでユーザー登録を行なう必要がある。その手続きはWebサイトを参照していただくとして、アクセスポイントを利用できるのが半径50メートルと意外と狭いことやプロバイダーとの共存などFONに問題がないわけではない。
FONは利用者がプロバイダーとのブロードバンド契約を結んでいることが前提のサービスで、プロバイダーの回線に「La Fonera」を繋ぐことになる。ところが、ヤフーBBやニフティなどは、本人以外の利用を認めていない。
セキュリティに関しては、「La Fonera」は開放用とプライベート用の2つのアクセスポイントを持ち、お互いに遮断されているので第3者が自分のLAN内に侵入することはできないという。この背景には、掲示板などにいたずらの書き込みがなされた場合、契約者本人なのか、第3者なのかを見極めることが難しいことがあるようだ。
またアクセスポイントの設置場所が主に住宅になるため、都市の中心街でのアクセスポイントが手薄で、普及に弾みをつけるためには、駅前のコンビニや喫茶店を巻き込んだ拠点づくりが急務だろう。
ツクモ電機のFON紹介サイトには「La Fonera」の設定方法やセキュリティなどの詳細が掲載されているので、参考にされるとよいだろう。





