デジタルライフ

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2007/03/20

デジタル時代の新三種の神器・薄型テレビが人気

前回は新三種の神器のうちデジタル一眼レフカメラを取り上げたが、今回は人気上昇中の薄型テレビを紹介する。
薄型テレビは2003年の地上波デジタル放送の開始に伴って注目を浴びるようになった。現在、液晶テレビとプラズマテレビが主流をなしている。

米国では日本より一足先の09年にテレビ放送がアナログからデジタルに移行するため、北米での需要拡大を視野に入れてメーカー間の競争が熾烈になっている。
液晶はパソコンのモニターや携帯電話の画面などで、すでにお馴染みである。先行する液晶テレビ陣営は、シャープやソニー、方やプラズマテレビの最大手は松下電器産業。今年はたいしたイベントがないものの来年はオリンピックが開催になるので爆発的に普及する兆しはある。

そんなにあわてる必要もないが、そもそも液晶とプラズマは光の三原色でカラー映像を作り出しているのだが、どういう原理で三原色が制御できるのか。

■液晶テレビの原理
液晶は電圧をかけると分子の向きが変化し、光の透過率を変えることができる。このため、液晶にかける電圧を制御することによってバックライトの光の通過する量を調節できる。そして三原色のカラーフィルターの画素ごとに加える電圧を細かく調整してカラー映像が表示できる。

■プラズマテレビの原理
プラズマテレビ(写真右)は、小さな色付きの蛍光灯が無数に集まった集合体のようなものである。従来のブラウン管テレビや液晶テレビと異なり、蛍光灯の発光に似た原理が使われている。画面には画素ごとに表示セルと呼ばれる極めて小さな蛍光灯が隙間なく並んでいる。表示セルに高電圧をかけるとガス放電でプラズマが生じる。このプラズマは、異なった明るさや色で発光させることができるため、三原色の蛍光体を発光させてカラー映像が表示される。

このような原理で動作する液晶テレビとプラズマテレビはそれぞれ次のような長所と短所がある。液晶テレビの長所はプラズマテレビの短所、逆にプラズマテレビの長所は液晶テレビの短所と言える。

■液晶とプラズマの長所と短所
液晶 プラズマ
長所 消費電力が少ない
色が鮮やか  
比較的寿命が長い 
小型化できる  
小型でも解像度を高くできる          
大型にできる
視野角が広いので真横からでも見れる
応答速度が速いのでスポーツでもぶれない
画像に奥行き感がある
短所 大型化しにくい    
応答速度が遅い  
視野角が狭い
消費電力が多い
寿命が比較的短い
小型化が困難
画面焼けが起き易い

 
このような特徴を理解すれば、薄型で大画面のテレビ購入の指針になるのではないかと思う。現段階では圧倒的に液晶テレビ(写真左)のシェアが大きく、売れ筋はサイズで言えば32インチのタイプとなっている。店頭では更に大型のものが陳列されており32インチでも小さく見える。

さて、どのような目的で購入したかも気になるところで、ソニーマーケティングの調査(06年11月)によれば、「画面のより良い色や画質の向上」が60%、次いで「地上デジタル放送」と「大画面での視聴」が57%と同じポイントで続く結果となった。

また、地上デジタル放送の視聴により、見る番組が変化し、以前よりよく見るようになった番組として、映画、スポーツ、自然や風景映像が挙げられた。逆に言えば、画質が内容のクオリティーに関係のないバラエティ番組を見なくなったことが特徴として挙げられる。
テレビ育ちのタレント大橋巨泉氏は、テレビの価値について
「勝ち組みとかインテリがテレビを見なくなった。負け組、貧乏人、それから程度の低い人がテレビを見ているんです」
といみじくも言った。

テレビのバラエティ番組を見るだけなら、薄型の大型テレビは必要もない。映画、スポーツ、自然等の本物志向のコンテンツを、これからのテレビがどれだけ提供できるかが問われている。

いや、テレビ放送がそういったコンテンツを提供できなくとも、筆者ならずともDVDなどで提供される優良なコンテンツや自作ビデオの視聴用、ホームシアターとしての用途にもってこいだ。はじめに言ったように、オリンピックというビッグイベントを来年に控え、メーカー各社の動きに目が離せない。家電は、待てば待つほど値段も一段と安くなるので、じっくりと研究して購入したいものだ。






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