愛車

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2008/09/26

バス停と自転車の意外な関係

今日は神谷町でランチタイム。
最近は仕事先の社食で済ますことが多いが、この日は久しぶりに外で昼食ッス。
それにしても神谷町界隈は、相変わらず大混雑してるね〜。

桜田通りの裏道にあった長崎ちゃんぽんの店。『メガチャンポン(980円)』にチャレンジしてみた。

「青木なら行ける」の後押しで調子に乗って注文したけど、来て見てビックらこいたサ。

こりゃぁ…エアーズロック?いや富士山級だね。今回は歯が立たなかったッス…胃の調子が万全だったら余裕なのに。

ここ最近、胃腸が弱っているみたいで大好きなコーラ飲んでも、いま一つ美味しく感じられない。

もしかして夏バテ!?
ていうか…思った以上に虚弱体質なのです…ワタクシ。

よって、2週間ほど有給休暇とることにしました!
…っていうのは嘘ッス。そんな気軽に休み取れるわけないでしょ、、、
仕事以外はセーブで行きましょうね。

だから、ここ一週間は帰りの飲み会、寄り道、チャリ通勤は一切中止にした。
お行儀よく電車通勤。会社から自宅まで直帰ッス。
この日もバスが来るまで、のんびりとベンチで一休み。

写真提供:エムシードゥコー

普段は何気なく使ってる横浜市営バスの停留所。地元の人でなければ、見落としてしまいそうなほど街に馴染んだ存在というイメージだけど、最近のバス停ってよく見るときれいになった。屋根付きでベンチもきれい。そして企業のお洒落な広告が入っている。

こういうお洒落なバス停はバスシェルターというらしい。EU諸国では度々目にするけど、日本でも仙台、横浜、名古屋、福岡などで徐々に増えている。しかも、このバスシェルターが、実は自転車とつながりがあったとは夢にも思わなかった。ほんの2ヶ月前までは…。
バス停と自転車の意外な関係 もくじ
1. 自転車共有サービス、「Velib(ヴェリブ)」とは?
2. 「ヴェリブ」、日本導入への可能性は?
 
写真提供:エムシードゥコー

7月29日、自転車活用推進研究会のセミナーに参加した。講師はMCDecaux(エムシードゥコー)社。都市の景観事業や広告事業を手がける会社で、フランスに本社がある。日本では、ショッピングモールでの広告事業や、バス停に設置するバスシェルターなどのストリートファニチャー事業を手がけている。

この日のセミナーのテーマは、現在パリで躍進著しい自転車共有サービス、「Velib(ヴェリブ)」について。

「ヴェリブ」はフランス語のvelo(自転車)とliberte(自由)をくっつけた造語だ。2007年7月から始まったばかりの新しいサービスだが、現在ではステーションと呼ばれる駐輪場がパリ市内に約1400箇所以上、稼動自転車台数は2万台を越え、一日の利用者が10万人を越える。

24時間好きな時に格安で利用できる点が受け、慢性的な渋滞や事故に悩まされていたパリの交通事情が改善されるなど、人々の交通手段としてアッと言う間に市民権を得るようになった。そしてこのヴェリブをパリ市と提携して運営しているのがJCDecaux(ジェーシードゥコー)社(エムシードゥコーの親会社)なのだ。

いわゆるレンタサイクルの一種と思われるかもしれないが、「自転車共有サービス」と言われるには訳がある。レンタサイクルと比較して大きな違いが3つあるのだ。
「ヴェリブ」とレンタサイクルの違い
(1) 自転車の種類は一種類

観光地などで見かけるレンタサイクルや、地域のNPO団体が取り組んでいるレンタサイクルは中古自転車を修繕したものなどが中心である。しかし、いざ故障した時に自転車の種類も部品もバラバラなので、メンテナンス・修理などに大変な手間がかかり効率的ではない。

一方ヴェリブは、全て同じ規格の自転車を導入しているから、修理や故障の際に迅速に対応できるのが特徴だ。さらにデザインもセンスにこだわるパリっ子の支持を得られるお洒落なタウンサイクルタイプに。デザイン性と機能性に優れた自転車であることも、パリっ子の心を捉えた要因だ。

写真提供:エムシードゥコー

(2) 気軽に借りて、返せるシステム

レンタサイクルの欠点として、返却が面倒であることもネックだ。

しかしヴェリブの場合、貸し出し&返却機能を果たす「ステーション」と呼ばれる駐輪場をパリ市内に約1400箇所設けている。およそ300mごとに設置されているので気軽に乗り降りできるのだ。会社までの出勤・帰宅時や、買い物などの日常生活はもちろん、ストや事故でバス・地下鉄がストップしてしまった時の代換え手段として、さらには観光の足としても利用されているそうだ。

(3) 支払い方法の簡素化

会員になってIDカードを受け取れば直ぐ利用ができるが、観光客等はICチップ内臓のクレジットカードで決済は可能だ。使う為の面倒な手続きがないのも大きな特徴である。

写真提供:エムシードゥコー

そしてこのヴェリブ効果は意外な点にも波及している。

交通事情の改善だけでなく、パリの社会生活・経済活動のあらゆる面で効果が表れているのだ。それを以下に3点挙げてみよう。
ヴェリブ導入後の効果
(1) 失業者の重要な交通手段になっている

高い失業率に悩むパリ。特に30代では3割が失業中という実態があるが、こうした人達の重要な移動手段としてヴェリブが利用されている。地下鉄の初乗り運賃が約270円(1ユーロ150円として)という公共料金の高さも有名なパリで、そのヴェリブの手軽さが際立っている。

*ヴェリブの利用料金について*

ヴェリブを利用するには登録料とレンタル料が必要。登録料は『1日=1ユーロ』、『1週間=5ユーロ』、『1年間=29ユーロ』だ。レンタル料は30分以内は無料。なので30分以内に返して、別のヴェリブを借りれば、ずっと無料ということに。

よって年間登録して、うまく30分以内に乗り降りすれば、ずっと無料で使う事ができるのだ。
ちなみに30分を超えると次の30分までは1ユーロ。その後、時間によって4ユーロ…と高くなる。

(2) パリ市の財政状態の改善に寄与

このヴェリブ事業を運営しているのはパリ市ではなく、JCDecaux(ジェーシードゥコー)社(エムシードゥコーの親会社)という民間会社である。

パリ市から、公共の場所での広告事業を譲り受ける代わりに、公共性が高く利潤が出にくいヴェリブの運営経費を受け持っている。広告事業の収入などをこのヴェリブ事業の運営に当てているそうだ。

ジェーシードゥコーは稼動自転車の保守・メンテナンスやステーションの設置・管理から決済まで、全てを取り仕切っている。パリ市は公共スペースを提供する代わりに、民間会社に任せることにより、ヴェリブの維持・管理の為の費用を一切負担することなく、市民に喜ばれるサービスを提供できるのだ。

(3) 新たな雇用を産み出す

今やパリに欠かせなくなったヴェリブ。このシステムを運営するためのスタッフに、自転車の保守・メンテナンス、決済システムの構築・維持、自転車の生産など、数百人規模の新たな雇用を産み出した。

余談であるが、ヴェリブ導入により近隣の自転車ショップの売り上げが落ちたのでは?という心配をよそに、現実は売り上げが伸びているそうだ。その理由として、ヴェリブを通して自転車の楽しさに目覚め、高級ロードにマウンテンバイクを購入する人が増えたとのこと。

今やフランス国内の他都市だけでなく、スペインやドイツでも同じような自転車共有サービスが導入され、徐々に浸透しているそうだ。

*リヨンでは…Velo(自転車)+Love(愛)=Velov(ヴェラブ)
*ルクセンブルク…Velo(自転車)+Hello(こんにちは)=Vello(ヴェロー)

写真提供:エムシードゥコー






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