愛車

Column Title : 

2008/08/29

猛暑も一息ついて…閑話休題

取り留めのないタイトルで誠に申し訳ないです。
仕事はそんなに忙しくないんだけど、夏風邪を引いてしまったのか、微熱と咳が続いた1週間だった。

自分は常々、このブログでは新鮮な情報や体験をリポートしたい!!と考えているのだが、ここ最近、自転車での目立った活動が出来なかった。
めちゃくちゃ消化不良ッス…。

そこで今回は、最近、身の回りで起こった出来事を“閑話休題”という形でリポートしてみたい。
もちろん自転車に関係していますよ!…多分。
とにもかくにも暇つぶしに目を通してくだされ〜。


<その一…年に一度の親戚との再会>
やっぱりいいよ。
この日は年に一度、親戚一同が集まる日なのです♪
3歳の頃から来てるけど、景色は全く変わらないね!


埼玉県の幸手。
駅前の東武ストアは取り壊され、近くに大型ショッピングセンターが出来た。
駅前は本当に寂しくなった。


しかし、全く変わらないものもある。
見渡す限りの田園風景。点在する藁葺き屋根のお屋敷。
田んぼの中を歩いていると、しおからトンボが水溜りに一生懸命卵を産みつけている。
小さい頃に見た景色と全く変わらない。

収穫まで後わずかとなった稲穂は、丸々と実っている。今年は異常に暑かったが、稲の生育には殆んど影響なかったそうだ。
今年の新米はかなり期待できそう!
そんな田んぼに囲まれて目を閉じると、聴覚が鋭敏になる。
風にそよぐ稲穂が、ぶつかり合い“シャラシャラ”という何とも言えない美しい音色を奏でている…。

癒されるなぁ。

8歳年上の親戚のお姉さんと遊んだ川も以前と全く変わりない。
でも河原の雑草が増えたかも。以前はこの辺り地面が見えていたし。
アメリカザリガニ、取り放題だった。


親戚の家は2年前に母屋が建て替えられ綺麗になった。

…だけどね、以前の藁葺き屋根の家の方が良かったよ。
大広間には先祖代々の白黒の顔写真…自分の曾おじいさんってこんな怖い顔してたんだ〜って毎年思ったね。
縁側で、麦茶と冷たい梨を食べていると涼しい風が入ってきてさ…どんなに熱い日でも扇風機なんか要らなかった。
心も落ちついたっけ。
でもココには、いつ来ても懐かしい風景に思い出、そして温かく迎えてくれる人たちが居る。
今度、自転車で来て親戚をビックリさせちゃおうかな!?
これ、密かに企んでいる計画ッス。


<その二…4年に一度の祭典。そして思い出した、あの地>
いや〜、本当に盛り上がりましたね!
目まぐるしい発展を遂げている中国が、国の威信をかけて開催した4年に一度のスポーツの祭典。
この日のための長い努力が達成でき歓喜の表情を見せる選手。一方で怪我や不運で成果が出せなかった選手。
悲喜こもごも、様々な人間ドラマはやっぱり素晴らしかった!
かなり刺激受けましたよ!!

その影で色々な問題や課題も浮かび上がってきた。
水不足や資源などの環境問題をはじめ、人権問題に、報道・インターネット規制に代表される情報公開の問題など。
今回は、華やかな祭典の光と影がクローズアップされることが多かった、と感じた。

そんな時に思い出したのが、出張で訪れた事のある中国・青海(チンハイ)省西寧(シーニン)
中国内陸部に位置し、チベットと接する標高3.000mに位置する大都市だ。
ちょうど今の部署に移動する直前に、運良くバイヤー買い付けに同行する事ができた。

貴重な体験だった。


上海から国内線で4時間、チベットへの玄関口・青海。
中国内陸部でも有数の都市である。
標高は3.000mを超え、夏でも10度以下はザラという土地だ。
あの有名な青蔵鉄道の発着点でもあり、現在も劇的な発展を遂げている省だ。

また人口約560万人の内、チベット族が25%近くを占め、回族、士族、モンゴル族など漢民族以外の構成比が高い事でも知られている。

ここに1週間ほど滞在したのだが、宿泊したホテルで働くチベット族の人と、通訳を介して話したことがある。
いつも笑顔で愛嬌のある表情に親近感を持ったものだ。
みんな実際の歳よりも若く見え、特に女性は彫が深くモデルの様に美しい人が多かった。
もちろんチベット族の人たちの外見が日本人と似ているので愛着を持った。

ホント、高校の同級生S君にそっくりだったなぁ。















町を歩けば公園で凧揚げをしたり、駒のようなもので遊んだりしている子供達。
大道芸や演芸を物珍しそうに眺める大人たち。
一見、平穏な風景なのだが、その実、職も無く時間を弄ばしている人たちが殆んどだった。


そして参加した展覧会での光景。
柵の外から物珍しそうに覗き込む地元の人たち。
現実の柵以上の、目に見えない大きな壁を感じた瞬間でもあった。



















しかし最も印象的だったのは地元の紡績工場を視察する為に、バス移動の最中で見た沿道の生活風景だった。
西寧中心部からは、延々と続くシルクロード(南ルート)を突き進む。

『ここがあのシルクロードか〜。』

かなり感動したけど、今では普通のアスファルトの道路だ。
街道にはチベット族、回族の居住地が延々と続く。

そして、そこには普段の観光では絶対に見ることが出来ない人々の暮らしがあった。


どこに行くんだろう?仲の良さそうな親子に…



















トッラクから滑り落ちた重機。運転手は諦めたようにタバコをふかしていた。



















大きな花輪を持って歩く女性。



















通り過ぎる車をジッと眺める鉄火な雰囲気の女性。
一体何に怒っているのだろうか?怒気を含んだ不満げな表情が印象的だった。



















小さな商店?お引越し?それとも大掃除かな!?
お婆ちゃんが忙しそうに店を出入りしていた。



















警察官が辺りを警戒している紡績工場。それにしても青海は、どこに行っても警察官がいたね。



















この工場では1.000人以上が働き、その子供達のための学校もあるそうだ。
写真は、建設中の工場。ここで生産された商品は全て欧米と日本に輸出されるそうだ。
あらゆる面で日本の常識を超えたスケールの大きさだった。


今でも忘れられない。
あの地で会った地元の人たちの優しい笑顔と、無邪気で純粋な笑顔。
私たち日本人の生活は今や、中国製の製品無くしては成り立たなくなっている。
しかし、毒入りギョーザや、偽装うなぎをはじめ、中国製の製品・農水産物の信用が大きく損なわれているのも事実。

私は思った。
それは“中国製は駄目だ”“中国製は信用できない”と言うだけでなく、これから中国のモノが日本人、世界中の人たちの信用に合致されるものになる様、知恵を出し合うことが必要なのでは…という事だ。
”日本の重要な役割ではないだろうか”、と認識させられた体験だった。


そして…もちろん、いつの日かこの青海の街道を、シルクロードを自転車で旅してみたい。

シルクロードを自転車で横断かぁ…いいね、これ!!

寝袋と輪行袋持ってさ。素晴らしい体験ができるに違いない。
50歳、60歳になってからでもいい。今度は、この土地に自転車を持ってこよう。
そう心に決めた瞬間だった。








この記事のトラックバックURL:

特集

何も足さない究極の「原音」に触れる 「知名御多出横」
会員登録プレゼント

新着こだわりコラム

担当ディレクターの「裏・建もの探訪」

2008/11/19 担当ディレク… 都心のパー…

男子厨房を愛す

2008/11/18 男子厨房を愛す 鍋をめぐる…

旧車キャンピングカー『旅するT-3』

2008/11/18 旧車キャンピ… 「シーカヤ…

エクストリーム アイロニング

2008/11/18 エクストリー… アイロン台…

カーライフ最前線

2008/11/17 カーライフ最… 2008〜…