愛車

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2008/05/23

チャリ通勤で…東京湾を一周!(前編)

今、何時なんだろう。
会社を出てから、もう2時間半以上は過ぎているはずだから
夜中の12時近くに違いない…。

気温も下がり、風が少し冷たく感じる。場所は習志野市内。
今宵、私はミニベロと共に暗闇を走っている。
人の姿を見かけなくなってから、もう1時間以上経っている。


右手には高速道路の防音壁。左手にはひっそりと静まり返る公園が延々と続く。
浦安駅前交番のお巡りさんが言っていた通り、357号線沿いの自転車道は暗く寂しい場所だった。
『これから金谷まで行くんですが…』と、自転車が走れる道を尋ねると、お巡りさんは驚きながらも丁寧に教えてくれた。

緑豊かなこの小路。生い茂った木々がアーチをつくり、道端には、まるで秋を思わせる枯葉が散っている。
昼間なら、5月ならではの新緑の美しさに、広々とした公園の開放感が楽しめる素晴らしい場所なのだろうけど、夜中だと、かなり薄気味悪いッス…。
聞こえるのは、防音壁の向こう側の走行音だけ。
もう2km以上、この暗闇を走っているが前にも後ろにも人はいない。


だいたい振り返るのが怖いさ。
だって、何かが追いかけて来てたら心臓止まっちゃうよ。
前方の出口は見えない。真っ暗な公園も、目を凝らして何かが見えたらどうしましょう…。
一体いつまで続くの…早く賑やかな場所に行きたいよ〜。


175kmのチャリ通勤は、これからが本番ッスヨ!かなりスリリングな夜になりそうだ。
Gパンで漕ぐペダルに力が入った。
<ミニベロで東京湾一周…これぞツール・ド・東京湾>

そうなんです。
今回のチャリ通勤は愛車ルイ・ガノのミニベロで『東京湾を一周』という久々に興奮するものに!

この日の行動はこうだ。

6時半       起床
7時〜9時     チャリ通勤(横浜〜江東区)
9時半〜20時   仕事
21時〜翌朝10時 チャリ通勤(江東区〜浜金谷〜東京湾フェリー〜久里浜〜横浜)

5月の暖かな空気を満喫しながら、いつも通り、夜の東京を愉しみながら帰ろうと思っていたのだが。
仕事を終え『さあ帰ろう』という時に、何気なくネットで天気予報を見てみると…今夜は晴れ、明日も快晴か。フム…天気は完璧。
そして今日はGパンに長袖シャツ、スポーツシューズに、タイヤのメンテキットも完備。
しかも明日から2連休…フムフム。
それなら行っちゃいますか!?東京湾一周に!!

…ということで急遽、決定した“ツール・ド・東京湾”だった。

下記のルートマップが、この日の走行距離。


まず出勤は横浜の自宅から江東区・南砂の会社までの33km。(緑色のルート)
帰りは東京湾を時計回りに進む。
まず千葉、袖ヶ浦、木更津、富津を経由し房総半島の浜金谷までの100km。(赤色のルート)
そして浜金谷港から神奈川県・三浦半島の久里浜港までは東京湾フェリーに乗る。(青色のルート)
最後は久里浜から横浜までの42km。(赤色のルート)
その総走行距離は175kmだ。
カーフェリーの始発は早朝6時半だから、一晩ミニベロを漕いでいれば、明け方前には、浜金谷港に着くはずだ。

準備を整え、21時頃に会社を出発した。
翌朝、自宅に到着したのが朝10時だったので、チャリ通勤の往路は13時間かかったことになる。
一日がかりのチャリ通勤として往復の、総時間・総距離⇒16時間半・175kmは過去最高だ。

もちろんヘトヘトになった。
初めての道で迷うこともあったが、それ以上に堪えたのは、心臓に悪い暗闇の道が延々と続き、スリリングであると同時に恐怖も感じたからッス…。
しかし、この日のチャリ通勤を振り返ってみると、昼間のロングライドでは体験できない房総半島の幻想的な姿に、里山風景、そして美しい海と出会う事ができ、一生忘れられないチャリ通勤となった。


そんな感動の“ツール・ド・東京湾”にお付き合いくだされ!
<朝、春の麗らかな陽気が心を活性化させる>

この日の朝、今シーズン一番のコンディションとなった。風はほぼ無風。
気温は20℃でシャツ一枚でも充分の暖かさ。


自然とペダリングも快調になり、会社まで通常なら2時間半かかるが、この日は2時間10分で到着できた。
行きつけの“コッペパンのお店”では、大好物のコッペパンが売り切れていたのでタマゴサンドを買い、築地市場のいつもの休憩所で朝食を摂った。


いつもと変わらない喧騒と活気が大好きだ。
様々なお店があって見ているだけで愉しい。美味しそうな魚介類に珍しい食材、そして昔ながらの人情がいっぱいの築地には、人を魅了する何かがある。


会社に到着し、着替えて職場に。
今日も体調はいい!それにしても30km以上も走ってきたのに、どうして体がこんなに軽いのだろう…。
電車通勤だと眠くてしょうがないのに…チャリ通勤の不思議な効果ですね。

そして、この日の仕事は20時には終わった。

さあ、ツール・ド・東京湾に出発さ!






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