愛車

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2007/09/05

小型車の革命、「ミニ」

世の中にはクルマに限らず、時として、ある革新的な技術が発明されると、それ以降の流れが全く変わってしまう事態が起きます。
クルマの場合、「ミニ」がまさにそれです。

ミニはアレック・イシゴニス氏という、一人の技術者のアイデアによって誕生しました。
あるとき、小型車を開発するにあたり、「君の好きなように作ってかまわんよ。」といわれた彼は、
しかし「でも、既存のエンジンは流用してね。」ともいわれました。
つまり、すべて「新開発」は出来ないよ、ということです。

そこで、イシゴニス氏は大人4人がまともに乗れて、荷物も積める、出来るだけ小さなボディというパッケージングをめざしました。

このとき彼は、それまではエンジンをフロントに縦に置いて、後輪を駆動していた従来の方式でなく、エンジンを横向きに置いて、前輪を駆動する方法を編み出したのです。
これなら向きを変えるだけですから、今までのエンジンが使えます。
トランス・ミッションはエンジンの下、オイルパンの中に入れてしまったのです。
こうして、3メートルをわずかに超えた(305cm)全長の中に、見事に大人4人と荷物を置くスペースを創りだしました。
しかも、今までのような後輪を駆動するプロペラ・シャフトがありませんから、フラットな床の、広い室内も実現しました。

その結果、なんと、エンジン・ルームの占める割合は全長の20%でこと足りたのです。

さらに、広い室内を確保するために、当時としては常識外れの、直径わずかに10インチのタイヤを採用して、これを四隅に追いやったのです。
サスペンション・スプリングはゴムの塊をつぶす、というアイデアです。

このサスペンションはイシゴニス氏の友人、アレックス・モールトン氏の開発したもので、彼は無二の自転車好きで、後に自身の名を冠した自転車を作ります。
それが同じブログにある、青木 勇氏の、「自転車に夢中(1)」に取り上げられている「モールトン自転車」です。
もちろん、この自転車にも例の「ラバー・サスペンション」が装着されています。






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