愛車

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2007/07/13

独特の個性を発揮するボルボの2ドアスポーツクーペ・C30

 ボルボには常に高い安全性やスカンジナビアン・デザインによる上質なインテリアといった良いイメージを思い浮かべる。僕などは勝手に“幸せな人生を送っている人々”をボルボのオーナー像として思い浮かべてしまうのだが、これは皆さんが思い浮かべるイメージとも大きくかけ離れていないはず。もう少し付け加えれば、クルマについて熱く語るようなイメージは希薄。だが、それがまたボルボのキャラクターを位置づける要素のひとつでもあり……。こんがらがる前に簡単に結論づけてしまえば、早い話“ボルボは良いトコのクルマ”なのだ、と思っている。


 ボルボのブランニューモデルである2ドアスポーツクーペ、C30のプレス試乗会が行われた。ガラスハッチによる特徴的なリアスタイルは、1971年に発売されたP1800ESを彷彿とさせるものだが、2001年に発表された「SCC」(Safety Concept Car)がそのデザインベースになっている。さらに、昨年のデトロイトショーで「C30 Design Concept」が発表され、秋のパリサロンでデビュー。日本では漸くこの7月から予約の受付が始まったばかり。ボルボの中でも特に戦略的なモデルで、ボルボ・ファンならずとも注目を集めている1台。大きく張り出したショルダーは近年のボルボのデザイントレンドで、このC30ではさらに強調され独特のリアスタイルを生み出している。このインパクトの強いリアに対しフロントフェイスは、細部では独自性を演出しているものの、ボルボ・ファミリーならではのデザインでまとめられている。サイズは全長がコンパクトセダンのS40より200mm以上短い4250mm(ホイールベスーは同じ2640mm)。逆に全幅は10mm大きな1780mmで、その個性的なデザインと共に、ボディシルエットでも独特なテイストを有している。

インテリアは最近のボルボに共通したモダンな北欧デザインだ。個性的なセンターパネルである「フリーフローティング・センタースタック」は、このC30にも採用されている。コンパクトカーとしては大きなシートが用意されているのもボルボらしいところ。北欧家具に囲まれたようなコクピットは、ボルボが得意とするインテリアの演出だ。室内はリアにかけて絞り込まれているが、後席は実際に座ってみると見た目以上に余裕があることがわかる。4人乗りを採用したことでセンター寄りに座席がレイアウトされ前方の視界が確保されているほか、左右で独立したシート形状が後席に座ったパッセンジャーにも余裕のスペースを与えてくれている。DYNAUDIOのプレミアムスピーカーシステムなど、プレミアムカーにふさわしい装備も用意されている。もちろん安全性に関する装備は、ボルボ上級クラスと比べても遜色ない内容となっている。

 ラインアップは全3タイプで、2434ccの直5DOHCユニットを搭載した「2.4i Aktiv(アクティブ)」と「2.4i SE」、ターボを装備し169kW/320Nmのハイパワーユニットを搭載したスポーツモデル「T-5」が用意されている(国内導入を記念した「T-5 Sport Design」はWeb限定車として提供)。なかでも「2.4i Aktiv」は285万円と戦略的なプライスがつけられ、MINIやアウディA3、BMW1、メルセデス・ベンツA/Bクラスなど、強豪揃いのプレミアム・コンパクトクラスへ一石を投じている。





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