愛車

2007/03/08

カミさんは再婚用のバイク免許!

荒ぶる昔のバイクは、男の男だけの乗り物でした。鉄製の重いバイクをただ押すだけでもバカ力を必要とし、女・子供には扱えませんでした。

荒ぶる昔のバイクは、男の男だけの乗り物でした。鉄製の重いバイクをただ押すだけでもバカ力を必要とし、女・子供には扱えませんでした。
バイクを独占した男どもは、ウッシッシッと喜んでいたのに、男に何の断りもなく、いつの間にか鉄製バイクはアルミとプラスチック製になり、老若男女だれでもその気になれば、取り回しが軽く力もいらない、という軽い乗り物になっていました。

そんな世の中の変化を見逃さない若い女性ライダーがチラホラと目立ち始めた頃、それはもう20年以上前のことですが、我が家にも変化が現れました。
カミさんは「わたしは嫁入り道具にと普通免許は取りましたが、再婚するには大型免許が必要です」と40歳を過ぎてダンプカーの免許を取りに教習所通いをはじめたのです。

ついでにバイクの免許も取っちゃうぞーと、自動二輪免許にも気軽に挑戦しました。ちなみにカミさんは後ろには乗るが、バイクに触ったこともありません。
無謀な挑戦だったらしく、簡単には進級できずに規定の3倍の時間をかけ、体重を5kgも減らし名誉の打撲と擦り傷を身体中に残して、カミさんは大型免許と自動二輪免許を取ってきました。

バイクの走りは緊張するモノで、初心者は極度の緊張で体調を崩すくらいです。ましてやバイク教習中は、緊張の連続で食事ものどを通りません。その結果ダイエットのおまけが付くので女性にバイクはお勧めですよ。

命がけで取った二輪免許だから、どこかにツーリングしたい、家族全員で北海道なんぞにいかが?なんてカミさんは色目を使うのです。
それからも大騒動。バイクなんて大嫌いという高校三年の娘と、免許を取ると「三ない運動」中なので停学になる、という高校一年の息子を脅して、強引に2人に二輪免許を取らせました。

このお気軽家族4名と4台のバイクが、フェリーで北海道に渡ったのは、夏休みも終わりに近い頃でした。北海道は渋滞もなく広い直線道が続き、信号も少なく初心者には天国のように嬉しい交通環境です。
先頭はぼくが引っ張り、超初心者の娘とカミさんをはさんで、二人を追いたてる役目の息子の4台の行列は、最北の稚内や知床峠を越え、霧笛が吠える襟裳岬を巡りました。

広い草原の一本道で、地平線に沈む夕日を真横に受け、4台のバイクの影が長くなが〜く伸びて、うねりながら牧草の上を並んで走る影は感動モノでした。
免許取りたての未熟ライダーの列なので、先頭は前を見るよりも、バックミラーで後ろを走る家族の無事を絶え間なく確認するのが仕事です。前方よりも後ろばかりを見ていました。

奥さんや子供をバイクの後ろに乗せ、家族でツーリングで来る人はいるが、家族全員がそれぞれ4台のバイクで来た人は初めてだと、どこへ行っても珍しがられました。
10日間かけて北海道の走り回りました。超初心者もバイクの運転に慣れ、楽しく事故もなく帰りました。

再婚準備のために大型免許と二輪免許を取ったカミさんとは、その後も近辺を一緒にツーリングをしているので、もうしばらくは大型免許を使うことはないと思います。
バイクは男の男だけの乗り物だと、ず〜と吠え続けていますが、本心は楽しいファミリーツーリングのためにも、女・子供も運転できるバイクっていいな〜と思っています。ほんとですよ!





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