愛車

2007/03/28

アメリカ西部の砂漠ツーリング。

奇声を上げて襲いかかるインディアン、逃げながら応戦する幌馬車。砂塵モウモウの西部劇映画には心ときめかしました。そのあこがれのアメリカ西部のをバイクで走ってきました。

お気楽にアメリカを走りたい!なんて何の予備知識も予定もなく、それから先はどうしていいのかお先真っ暗な状態でロスアンジェルス空港まではたどり着きました。

外国をバイクで走りたい、と思っても自分のバイクを日本から持ち込むのは、諸費用を考えただけでも現実的ではありません。とりああえずロス市内のバイク店でレンタルバイクを借りました。

西部劇の舞台となった荒野とサボテンの砂漠を走りたいと、地図を見てもわかりません。地図にある「○○デザート」方向を適当に目指して、片側4車線もあるフリーウエイに突入しました。初めての地はどこでもそうですがドキドキします。日本の高速道路より車線幅は広く制限速度は約90km/hで、おまけにうれしことに無料です。

家もまばらな郊外でフリーウエイも2車線となり、山越えで頂上に出たら、突如眼下の景色は見渡す限りボウリングのボールくらいの丸い草が点在し、サボテンが立つ砂漠になりました。

インディアンブルーとかいう、気味が悪いような澄んだ真っ青な高い空の下、道はまっすぐ地平線まで続き、ワー!これが西部だ!とバイクの上から叫びました。とにかく平らな地で地平線がはっきり見えるのです。デザートとは砂の砂漠ではなく、西部劇の映画と同じで荒れ地に少しの草が生えている乾いた土漠なのでした。

長年の思いが叶って身震いするほど感激しながら走りました。ところが10分も走らないうちに、待てよ?と疑問が出てきました。広いひろい大地の真ん中を走っているのですが、どこまで行っても前後左右、上下までもいつまでも同じ景色です。インディアンが疾走するあの荒れ地だけがどこまでも広がり続きます。

まったく同じ景色が変化なく一日中続くのがデザートでした。車は少ないし刺激もないので、思いは叶ってももう退屈の連続です。

100km/hぐらいで走っているバイクの横を、猛スピードで追い越していく車もいます。カーブがなくて地平線まで一直線の道では、追い越していったその車はだんだん小さくなりますが、いつまでもいつまでも後ろ姿は小さく見えているのです。

地平線に西部劇で見る真ん中だけがとがった山が現れました。山越えはクニャクニャの峠道と想像したのに、直線道のままでまっすぐ山を登り、下りも直線でまっすぐ下ります。日本の山道では想像できないことです。

町も家もないデザートを走って心配なのはガソリンタンクの小さなバイクではガス欠です。ガス欠寸前でポツンと荒野に一軒だけあるでガソリンスタドが見えて「助かった!」とバンザイをしたことは数度あります。

デザートにあるガソリンスタンドはレストランやコンビニも併設されています。こんな誰もいない荒野の一軒家では、どんな生活をしているのか、余計な心配をしました。
日本ならファミレスとガソリンスタンドを一緒にした位のごく普通の店で、駐車場だけは広いです。なのに裏に回ってびっくり!。裏庭からデザートに向かって滑走路があり、軽飛行機もいます。さすがアメリカだ〜と感心しました。

小耳にはさんだ情報では、軽飛行機は生活必需品なので、中古機で20万円位からあるが、バイクは趣味のものだから中古でも軽飛行機より高価だそうです。セスナ飛行機より高価なバイクで?無限に広がると思えるデザートを退屈しながら走りましたよ。







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