海外ツーリング・南の島編
見知らぬ地を走るときはなぜかワクワクします。「この辺やたら美人多し、脇見運転禁止」なんて看板ではもっとワクワクします。
知らぬ土地でも心躍るのだから、これが海外ツーリングともなればワクワク以上の興奮です。海外といっても江ノ島や佐渡ヶ島ではなく本物の外国ですよ。
初めての海外ツーリングはひょんなことから実現しました。観光で行ったグアム島にレンタルバイクがあったのです。2輪免許を持っている夫婦2組で行ったので、スクーターで島を一周しようと相談がまとまりました。20年前の話しですよ。
レンタルバイクのオヤジさんは日本語がわかり「島を一周するなんてとんでもない!途中で故障したらどうするのだ!」とスクーターを貸してくれません。
レンタルバイク店は何軒もあったので、島を一周することを内緒で次の店で4台のスクーターを借りました。ブレーキは利かないし、バックミラーは前を向いているし、前輪は横ぶれするとんでもない未整備車でした。
でも島を内緒で回ることがバレないように、文句も言わずに4人はそ〜と店を離れました。グアムはアメリカ、日本と反対の右側通行ですが、町を離れたら車なんて走っていません。ドアやボンネットのない車がときどき来るだけで、右でも左でも自由に走れそうでした。
2月なのにジリジリ強い太陽が照りつけ、短パンからでた太ももが音を立てて焼ける感じの中、前輪が曲がっていてハンドルふらふらで町を抜けました。
南部のジャングル地帯に来ると、急坂の連続で非力なスクーターはアクセル全開でも息絶え絶えに止まりそうです。両足でバタバタと地面を蹴って、走りの手助けしないと進みません。こんなところで故障して止まったら、とんでもない賠償金を取られそうです。
ふとジャングルに立つ道路標識を見ると、標識板には親指くらいの丸い穴がボコボコです。なんとピストルの弾あとで、ここは鉄砲を持っているアメリカです。4人は怖くなって必死の両足こぎでジャングルを抜け、ココス島が見える南端の桟橋に立った。
いろいろと我慢していたので、公衆トイレに飛び込みました。小のほうのトイレは位置が高くて、つま先立たないと放出できません。大のほうにはドアがなく外から丸見えで、座ってうなっている前を平気で人が通ります。これが文化の違いでしょうが、出るものも引っ込む文化です。
ぐるっと島を回って人家が点在する頃、ヤシの木の下で小学生くらいの少女がバナナを板の上で売っていました。グアムにきた目的の一つは、木で完熟したバナナを食べたかったのです。「完熟してるの!」と聞くと少女は生意気にも英語を使うのです。こちらは日本語、身振り手振りで応戦するもお互いに通じません。
現地の人らしい助け船が現れ、通訳をしてくれました。「このバナナは食べられるか?」「彼女は、あなたがお金を出せばこのバナナは食べられると言っている」。何と利口な少女だろうと感心してカネを出した。
皮をむいて大口開けてかぶりついたら、完熟ではなくまだ青くて渋かった。文化も言葉も通じるのはむずかしいモノと、まだ青バナナの渋さを口に残しつつ夕方には無事にグアム一周を達成しました。
南国は日焼けに注意ですよ。女性陣も鼻の頭がどうのと大騒ぎしていたが、短パンでむき出しの太ももは真っ赤に焼けて熱を持ち、息を吹きかけただけで飛び上がる大ヤケドになりました。赤く腫れ上がった太ももは日本に帰ってきても治らず、ズボンをはくとこすれて痛く、2月の東京で短パンをはき、みんなには元気ですねと言われながら、寒さに震えていました。
初めての海外ツーリングはひょんなことから実現しました。観光で行ったグアム島にレンタルバイクがあったのです。2輪免許を持っている夫婦2組で行ったので、スクーターで島を一周しようと相談がまとまりました。20年前の話しですよ。
レンタルバイクのオヤジさんは日本語がわかり「島を一周するなんてとんでもない!途中で故障したらどうするのだ!」とスクーターを貸してくれません。レンタルバイク店は何軒もあったので、島を一周することを内緒で次の店で4台のスクーターを借りました。ブレーキは利かないし、バックミラーは前を向いているし、前輪は横ぶれするとんでもない未整備車でした。
でも島を内緒で回ることがバレないように、文句も言わずに4人はそ〜と店を離れました。グアムはアメリカ、日本と反対の右側通行ですが、町を離れたら車なんて走っていません。ドアやボンネットのない車がときどき来るだけで、右でも左でも自由に走れそうでした。
2月なのにジリジリ強い太陽が照りつけ、短パンからでた太ももが音を立てて焼ける感じの中、前輪が曲がっていてハンドルふらふらで町を抜けました。
南部のジャングル地帯に来ると、急坂の連続で非力なスクーターはアクセル全開でも息絶え絶えに止まりそうです。両足でバタバタと地面を蹴って、走りの手助けしないと進みません。こんなところで故障して止まったら、とんでもない賠償金を取られそうです。
ふとジャングルに立つ道路標識を見ると、標識板には親指くらいの丸い穴がボコボコです。なんとピストルの弾あとで、ここは鉄砲を持っているアメリカです。4人は怖くなって必死の両足こぎでジャングルを抜け、ココス島が見える南端の桟橋に立った。
いろいろと我慢していたので、公衆トイレに飛び込みました。小のほうのトイレは位置が高くて、つま先立たないと放出できません。大のほうにはドアがなく外から丸見えで、座ってうなっている前を平気で人が通ります。これが文化の違いでしょうが、出るものも引っ込む文化です。
ぐるっと島を回って人家が点在する頃、ヤシの木の下で小学生くらいの少女がバナナを板の上で売っていました。グアムにきた目的の一つは、木で完熟したバナナを食べたかったのです。「完熟してるの!」と聞くと少女は生意気にも英語を使うのです。こちらは日本語、身振り手振りで応戦するもお互いに通じません。現地の人らしい助け船が現れ、通訳をしてくれました。「このバナナは食べられるか?」「彼女は、あなたがお金を出せばこのバナナは食べられると言っている」。何と利口な少女だろうと感心してカネを出した。
皮をむいて大口開けてかぶりついたら、完熟ではなくまだ青くて渋かった。文化も言葉も通じるのはむずかしいモノと、まだ青バナナの渋さを口に残しつつ夕方には無事にグアム一周を達成しました。
南国は日焼けに注意ですよ。女性陣も鼻の頭がどうのと大騒ぎしていたが、短パンでむき出しの太ももは真っ赤に焼けて熱を持ち、息を吹きかけただけで飛び上がる大ヤケドになりました。赤く腫れ上がった太ももは日本に帰ってきても治らず、ズボンをはくとこすれて痛く、2月の東京で短パンをはき、みんなには元気ですねと言われながら、寒さに震えていました。





