愛車

2007/07/30

アメリカンジープ 本家はやはり玩具要素が満載

三菱ジープの次に乗っていたのがアメリカン・ジープのYJ。プラモデルのようにパーツを組み合わせていくことでクルマの性格を変えられた。アメリカという文化の違いが四駆にも出ている。

 四駆が実物大玩具と思ったのは、三菱ジープがそもそものきっかけだったが、その思いがさらに加速したのが、本家、アメリカのジープだった。今では、ダイムラー・クライスラーが商標としているので、単にジープと言ったらダイムラー・クライスラーのジープだけとになる。

 私が乗っていたのは、歴代ジープの中でも好き嫌いがハッキリと分かれるYJだ。現在までを含めて歴代ジープの中にあって唯一、角目のヘッドランプを採用しておりジープらしくないという理由と足が短いことの二つが大きな理由となっている。

ジープYJ 角目は好みの問題だが、足の短さには時代背景があった。決して、オーナーのことでない。念のため。

 YJが登場する前、1980年代にサムライ(スズキ・ジムニーのアメリカ名)が、急ハンドルを切る(Jターン)と横転しやすい危険があるとしてアメリカ政府にリコールを要請されていた。このことで市場からサムライが消えたのだが、同様にトレッド(車幅)が狭く、幌のクルマだったCJ−5もその標的となっており、CJ−5と同時期に販売されていたCJ−7もその危険性が高まっていた背景があったのだ。
 この問題は後に訴訟となり、ドライバーの無謀運転が原因だとしてクルマの危険性ではないことになったが、この影響は大きなものだった。

 このJターン対策として登場したのが1986年に登場したYJだ。モデル名は異なっているが、基本的にはCJ−7がベースで、トレッドを広げスタビライザーでサスペンションの動きを縛り、転倒し難いように考えられていた。そのため、サスペンションのストローク量がなく、足が短い、オフロードでの性能が低いとして批判されていたのだ。

 このYJ、乗ってみるとノーマルであれば、その指摘は確かだと思う。しかし、アメリカの度量というのか、玩具的と言えばいいのか分からないが、アフターマーケットのパーツが山ほどあり、自分が組み上げたい方向を決めれば、さまざまなパーツを組見上げていけば、まったく異なる性能を持つ四駆として完成させることができるのだ。
 パーツは新しいクルマだけでなく古いクルマのパーツも多く、長く乗っていたいと思うオーナーには心強いはずだ。

 しかも、パーツはインターネットを使えば日本にもすぐに届いてしまう。
 ストローク量のあるサスペンション、最低地上高をあげるために大口径タイヤ(タイヤは国内で買ったが)、ギア比を下げるためのファイナルギアなどの大物からドリンクフォルダー、サスペンションに簡単にグリスを注入できるグリスニップルなどの小物までパーツは何でもあり、プラモデルを組み上げていく感覚で組み上げることができたのが私のYJだった。

 このように改良(改造ではなく)を加えたことで別な性格になっていたこともあったが、事前の印象とはまったく違っていた。
 それよりも、三菱ジープから乗り換えたので、幌の四駆なのにクーラーが付いているとか、鉄板だらけではなく内張がある、冬でも寒くない、高速道路でも快適、パワステがある、ディスクブレーキだなどと同じジープでもこれほど違うのか驚いたものだった。

 三菱ジープと同様、アメリカのジープもそのルーツは同じだ。1941年に小型の偵察用車両を開発するようにアメリカ陸軍が自動車メーカーに入札させたのが始まりだ。日本では三菱自動車がライセンスを得て製造。その後、日本流に進化していった。
ジープ M38





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