懐が試されるレンジローバー
高級車としてのイメージが高いが、車としての機能美が何よりの魅力だ。しかし、オトナの玩具としての考えれば、所有するにはジェントルマンであることが求められるのだ。
今回からは、少し趣向を変えて、乗ってきた四駆から、乗ってみたいなと思わせる“罪深い”四駆について紹介します。ただし、あくまでもオトコの実物大玩具として楽しめる四駆として。
四駆乗りがいつかは乗ってみたい、あるいは、ジェントルなオトナになったら乗ってみたいと思う四駆の最右翼がレンジローバーだろう。英国王室御用達という高級車イメージが強いが、四駆としての性能に秀でているのが何よりの理由だ。
オフロード性能は、例えば、四輪のうち、一輪だけを何かのこぶにでも乗せてクルマをゆっくりと進めてみればよく分かるはずだ。
これは、足(サスペンション)の動きとストローク量を図る簡単な方法だが、たいていは他のタイヤも一緒に動いていき、すぐに身動きが取れなくなってしまう。この足の動きをより良くするために、アフターマーケットの製品に部品を交換してオフロード性能を高める(カッコよさを求める場合も多いが)のが、遊び派のセオリーなのだが、レンジローバーはノーマルのままで十分なストローク量があり、交換の必要性を感じないほどだ。
また、アプローチ・アングル(前輪の接地面とバンパーを結んだ線の角度)やデパーチャー・アングル(後輪の接地面とバンパーを結んだ線)が大きいなどオフロードでぶつけないようにボディがデザインされており、しかも、前後の重量配分は50対50と、オフロード性能だけではなく、クルマとしても理想的となっている。
つまり、機能美としての魅力があるのがレンジローバーなのだ。そのため、ルーブル博物館にも展示されたエピソードがあるほどだ。
レンジローバーが登場したのは、1970年。英国版ジープと登場していたランドローバーのような、もしくは、それ以上のオフロード性能を持ちながら、高級乗用車と変わらぬ快適性を持つ四駆として開発されたクルマだった。
昨今では、普通というか、快適性のほうが重要になっているが、働くクルマの一種であり、冠婚葬祭を含めて日常的に四駆を使うことがなかった、いわば四駆自体が市民権を得ていなかった時代を考えると革新的なクルマだったのだ。
現行モデルのレンジローバーも、より高級車となってはいるものの基本は同じで、オフロードでの戦闘能力が非常に高い足回りを持っている。電気的なデバイスでスタックをしないように配慮をされているが、正直な話、そんな装置は必要ないほどの足回りだ。後追いしてた他の高級四駆が電気デバイスでオフロード性能を稼いでいるのとは、住んでいる世界が違うのだ。
そんな魅力満載のレンジローバーだが、問題もある。
それは、乗ってみたいという気持ちは誰にしろあるが、高級車の部類に入るので、そう簡単には購入できないし、購入したところで泥遊び、岩遊びに連れて行き、ボディの塗装が剥がれたり、凹凸が付き、かわいいエクボができたと喜べるほどの懐の深さがあるかどうか、何ごとにも動じないジェントルマンであるかが問われることだ。
いわば、お財布と度量という“懐”を持てるかという大問題があり、玩具として所有するには、敷居が高い四駆なのだ。
このジレンマを解消すべく、値段がこなれている20年以上前の中古車を入手して楽しむ人もいる。なかには、本国の英国から中古車を輸入する人もいるほどだが、走行10万、20万キロは当たり前の国から連れてくるのだから、各部の傷みやオイル漏れなどを修復するという別の“楽しみ”まで付いてくることが多い。
そのため、走行している時間よりも修理している時間のほうが長いと仲間から言われ、それを“喜び”にまで感じている人もいるほどだ。レンジローバーに限った話しではないが、乗る以外にも楽しみ方があるのが、オトナの実物大玩具なのだ。
機能美に、懐が付いていくか。オトナを試す“罪深い”四駆がレンジローバーだ。
四駆乗りがいつかは乗ってみたい、あるいは、ジェントルなオトナになったら乗ってみたいと思う四駆の最右翼がレンジローバーだろう。英国王室御用達という高級車イメージが強いが、四駆としての性能に秀でているのが何よりの理由だ。
オフロード性能は、例えば、四輪のうち、一輪だけを何かのこぶにでも乗せてクルマをゆっくりと進めてみればよく分かるはずだ。 これは、足(サスペンション)の動きとストローク量を図る簡単な方法だが、たいていは他のタイヤも一緒に動いていき、すぐに身動きが取れなくなってしまう。この足の動きをより良くするために、アフターマーケットの製品に部品を交換してオフロード性能を高める(カッコよさを求める場合も多いが)のが、遊び派のセオリーなのだが、レンジローバーはノーマルのままで十分なストローク量があり、交換の必要性を感じないほどだ。
また、アプローチ・アングル(前輪の接地面とバンパーを結んだ線の角度)やデパーチャー・アングル(後輪の接地面とバンパーを結んだ線)が大きいなどオフロードでぶつけないようにボディがデザインされており、しかも、前後の重量配分は50対50と、オフロード性能だけではなく、クルマとしても理想的となっている。
つまり、機能美としての魅力があるのがレンジローバーなのだ。そのため、ルーブル博物館にも展示されたエピソードがあるほどだ。
レンジローバーが登場したのは、1970年。英国版ジープと登場していたランドローバーのような、もしくは、それ以上のオフロード性能を持ちながら、高級乗用車と変わらぬ快適性を持つ四駆として開発されたクルマだった。
昨今では、普通というか、快適性のほうが重要になっているが、働くクルマの一種であり、冠婚葬祭を含めて日常的に四駆を使うことがなかった、いわば四駆自体が市民権を得ていなかった時代を考えると革新的なクルマだったのだ。
現行モデルのレンジローバーも、より高級車となってはいるものの基本は同じで、オフロードでの戦闘能力が非常に高い足回りを持っている。電気的なデバイスでスタックをしないように配慮をされているが、正直な話、そんな装置は必要ないほどの足回りだ。後追いしてた他の高級四駆が電気デバイスでオフロード性能を稼いでいるのとは、住んでいる世界が違うのだ。
そんな魅力満載のレンジローバーだが、問題もある。
それは、乗ってみたいという気持ちは誰にしろあるが、高級車の部類に入るので、そう簡単には購入できないし、購入したところで泥遊び、岩遊びに連れて行き、ボディの塗装が剥がれたり、凹凸が付き、かわいいエクボができたと喜べるほどの懐の深さがあるかどうか、何ごとにも動じないジェントルマンであるかが問われることだ。
いわば、お財布と度量という“懐”を持てるかという大問題があり、玩具として所有するには、敷居が高い四駆なのだ。
このジレンマを解消すべく、値段がこなれている20年以上前の中古車を入手して楽しむ人もいる。なかには、本国の英国から中古車を輸入する人もいるほどだが、走行10万、20万キロは当たり前の国から連れてくるのだから、各部の傷みやオイル漏れなどを修復するという別の“楽しみ”まで付いてくることが多い。 そのため、走行している時間よりも修理している時間のほうが長いと仲間から言われ、それを“喜び”にまで感じている人もいるほどだ。レンジローバーに限った話しではないが、乗る以外にも楽しみ方があるのが、オトナの実物大玩具なのだ。
機能美に、懐が付いていくか。オトナを試す“罪深い”四駆がレンジローバーだ。





