ワーゲンT-3ベースのキャンピングカー、アドヴェンチャーワーゲン。

運転席の後ろにギャレー、助手席の後ろに冷蔵庫とコンロが収まる。内装はウェストファリアと違って化粧合板ではなく、基本的に剥き出しのウッド。それが外のスペースユーティリティを優先した無機質な外観とのミスマッチで面白い。
ギャレーの蛇口は、前のオーナーの好みで交換してあり、下部にはガスボンベで使用できるヒーターを組みこんである。このあたりはオーナーの手がかなり入ったところだ。

2階のベッドは前方に引き出せば簡単にできてしまう。1階は本来シートを引き出して背もたれを倒すウェストファリアと同じ方法でのベッドメイキングなのだが、ウェストファリアと違って車体の片側を埋めているシンクとクローゼットが無いために、車幅一杯にベッドで使うことができるのだ。

ルーフにはベンチレーターと太陽電池ユニットをセットする。この時代のルーフはボディ色に合わせておらず「後でつけました!」感が強いが、後々のメンテナンスを考えると白1色の方がいいようだ。

エンジンは1.9LのDH。以前掲載した1984年式のウェストファリアと同じエンジンだ。しかし右下にパワーステアリングポンプがついている。
同じ年代・形式でも生産年で少しずつ違っているのが面白く、また頭の痛い問題でもある。
前回、間違えてこちらの写真を鈴木氏の84年式ヴァナゴンのエンジンとして紹介してしまいました。申し訳ございません。

こちらが1984年式ヴァナゴンのエンジンユニット。図らずも比較対照になってしまっていますが、こちらは右下のパワステユニットがありません。
(鈴木氏提供)

以前紹介した1984年式のウェスティとの2ショット。ちょっとタイムスリップな感じですね。それにしても絵になるではありませんか。
この日は、T-3パーツの取り扱いをしているレアなショップ、カラーキングの川瀬氏もわざわざ来ていただいた。T-3の最近のパーツ事情については、川瀬氏にインタビューさせていただいたので近々掲載しようかと思います。
尾曲さんもマダマダ維持し続けるぞ、と決意を新たにされたようでした。頑張りましょう。
アイディアがあればいくらでも「オレ車」にアレンジができてしまうところがキャンピングカーの楽しいところ。それは別にハイエースでもキャラバンでも変わらない。今回紹介した車はちょっとクセが強過ぎるけど(苦笑)、「お、何この車」と思わせてしまうところが、T-3ベースのキャンピングカーの面白いところだ。もちろんオリジナル・コンディションで乗ることが悪いことではないし、それはそれで非常に多くの努力がいる。
これからもそんな車を見付けたら、随時ここでご紹介していきたいと思います。自分のブログに書いたら、早速オーナーさんからご連絡いただきました。そのうちT-3カタログができるかな。





