フォルクスワーゲンT-3ヴァナゴン・ウェストファリアは年式によっても違うのです
ボク自身、てっきりワンモデルだと思っていたT-3ヴァナゴン・ウェストファリア。1979年から1991年まで10数年作り続けられたうちに少しずつ変化している。その内容は、「より売れる」「より利益を得られる」という「コスト」への意識が強くなっていく変遷とも取れるのだ。

年間のべ数十台のT-3を扱うファントムガレージの岡田メカをして、日本で最も美しい状態で残っていると思う、と言わしめた鈴木氏の1984年式フォルクスワーゲンT-3ヴァナゴン・ウェストファリア。排気量は空冷時代のT-2バスの最終形式と同様1.9L、形式はDHと呼ばれる(ボクのモデルは排気量2.1L、形式名MV)。
ボディはオリジナルのまま、色褪せしていない。この当時はメタリックカラーの設定はなく、ソリッドカラーとなっている。T-2バスの道具感が残っているのだ。
フロントマスクは丸目のライトが特徴。またワーゲンのエンブレムも他の年式と比較すると若干小さい。最近のワーゲンのフロントグリルに輝くバッチは、ブランドの意識付けとやらなのか下品なまでに大きい。
この奥ゆかしさの方がボクには好感が持てる。
ポップアップルーフとルーフのラゲッジスペースはボディ色には合わせておらず(ボクのT-3と比べて見て下さい)、白1色。しかしこれが年月が経って紫外線の影響で劣化しはじめたときに、メンテナンスのしやすさにつながるわけである。テント生地はコットン。写真的にもサラサラ感が伝わってくる。ボクの車の時代になるとキャンパス地になり、ゴワゴワ感が伝わってくる(苦笑)。ただいずれにしても、現在のテント生地の主流である化繊とは違った趣だ。
前面のメッシュ窓はチャックとベロクロでとめる。後期型ではチャックだけになった。
室内のコンロ・ギャレーや収納ボックス類は淡いベージュ、リムはブラウンという色味になっている。ボク的にはこちらの方が好き。いいなあ、交換したいなあ(笑)。過去、某アウトドア系雑誌の編集長が「ウェストファリアは冷たい内装」という表現をしていたが、こちらを見たことが無いのかも知れない。
冷蔵庫も未だ健在。オーナーさんは余り使っていないという話しだけど。





