T-3オーナーはこう言いたいのですね、修理屋はどこだ!?と。
結局、購入した店ではロクに修理が出来ないことがわかった。旧車を売っているのにしっかりしたアフターサービスができないなら扱わない方がいい。

どこであれば「まともな」修理できるのか?普通の旧車乗りの最大の関心ごとだろう。
といっても、その店で「修理ができない」ということがわかってもどうにもならない。自分で修理するだけのスキルなどまるきり無いからだ。
カヌー・カヤックの専門誌「カヌーライフ」の後書きにT-3を購入したことを書いたところ、この車のオーナーズクラブから入会の誘いを受けて、即座に入会していた。そんなときに頼りになるのはオーナーのネットワーク、と車の本にもよく書いてあるわけで、「どこの店で安心して直せるのか?」について聞いてみたのだが、なぜか全く教えてもらえなかった。どうもその団体の基本方針は、自分で直す、ということらしい。もしくは別の理由があるのかな。
こうなると危ないながらも乗り続けるか、手放すしかない。乗り続けるとしても修理代が工面できる限りである。まさに気分はハムレット。永らうべきか、死すべきか。
そんな折、大阪に住むオーナーさんから大阪まで来られるなら紹介できる店があるという。そして、海外からパーツの輸入を手伝ってくれた方もいた。
渡りに船、一筋の光明、蜘蛛の糸。
よし、行ってやろうじゃん。一晩走れば着く距離だろ?ここで諦めなかったのは我ながらあきれる。一言も文句を言わなかったカミさんにも感謝。今考えるとあの状態の車で大阪まで走るなど、結構勇気、いや無謀なことだったのだが、そんなことは当時、知る由もなかった。
当時のファントムガレージはとても狭いところで営業していました。そのショップの名前はファントムガレージ。勿論ショップオーナーは、兼主任メカニックのオーナーズショップである。
オーナーの岡田氏は、もとはフォルクスワーゲンT-3やその後継にあたるT-4ベースのキャンピングカーを販売していたキーウェストという店のメカニックで、店が無くなったのと同時に独立、開業したそうだ。
東名高速でなんとか80kmは出るものの、上り坂では60kmを切るような状態で走り続ける。スピードが出ないことへのストレスはあるが、長時間ハンドルを握ることへの疲れは、思ったほどではなかった。それよりも「今の車よりも良くなるんだ!」という期待のほうがはるかに大きかったのだ。





