愛車

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2007/11/10

小排気量ポルシェがレースを席巻した日

ポルシェも皆さん良くご存知のスポーツカー・メーカーです。
しかも、長い間911というリア・エンジン、リア駆動のモデル1車種しか作っていませんでした。

創業者、フェルディナント・ポルシェ博士は天才技術者です。
若い頃から才能を発揮したフェルディナント・ポルシェは、現在のチェコで生まれ、ダイムラー・ベンツなどを経て独立するまでに、電気自動車、さまざまなレーシングカー、スポーツカー、はたまたトラクター、タイガー戦車、航空機用エンジンなどを手がけた、万能技術者です。

中でも有名なのは、1927年メルセデス・ベンツの超ド級スポーツカー、7.1ℓ、V12気筒のSSKと、ドイツの国民車となった1.1ℓ、空冷水平対向4気筒のフォルクスワーゲン・ビートルです。
いずれも当時の独裁者、ヒットラーのバックアップがあって実現したものです。
前者は国際レースでの国威高揚のため、後者は国民車構想による国民の人気取りのためだったようです。

戦後の1948年、このフォルクスワーゲン・ビートルのエンジン、ドライブ・コンポーネンツを使って発表したのが小型・軽量のスポーツカー、ポルシェです。
この時、彼は73歳で、実際の設計は息子のフェリー・ポルシェが行いました。

356と呼ばれたこのリアエンジン・スポーツカーはわずかに1100ccでしたが、700kgという軽さのおかげで同クラスでは抜群の性能を示し、51年のル・マンでは総合20位、クラス優勝を果たします。
こうして、小さい排気量ながら、ポルシェは競合モンスターどもを相手に、果敢にレースに挑み、次々と勝利をものにしていきます。

1950年から本格的に生産が開始された356は1965年まで、クーペ、カブリオレ、スピードスターの3タイプが脈々と作り続けられました。
そして、最終的に排気量は1600ccに、また、4輪ディスクブレーキの採用など、絶えず進化し続けてきました。
パワーや性能は桁違いとしても、356や初期の911まではエンジン音、各部のタッチや操作フィール、ボディの剛性感はVWビートルに似ているな、と感じました。





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